アルバイトの労働条件を確かめよう…厚労省がキャンペーン

 厚生労働省は、全国の大学生等対象に、多くの新入生がアルバイトを始める4月から7月まで、「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを全国で実施する。労働条件の確認を促すとともに、必要な知識をまとめたリーフレットの配布や、出張相談等を行う。

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 厚生労働省は、全国の大学生等対象に、多くの新入生がアルバイトを始める4月から7月まで、「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを全国で実施する。労働条件の確認を促すとともに、必要な知識をまとめたリーフレットの配布や、出張相談等を行う。

 キャンペーンは、学生アルバイトのトラブル防止等を目的に2015年度から実施しており、2023年度で9回目となる。学生、事業主に「労働条件の明示」「シフト制労働者の適切な雇用管理」「労働時間の適正な把握」「商品の強制的な購入の抑止とその代金の賃金からの控除の禁止」「労働契約の不履行に対してあらかじめ罰金額を定めることや労働基準法に違反する減給制裁の禁止」の5つを重点的に呼びかけている。

 おもな取組みには、「都道府県労働局による大学等への出張相談」「大学等でリーフレットの配布等による周知・啓発」「都道府県労働局および労働基準監督署に設置されている総合労働相談コーナーに『若者相談コーナー』を設置し、学生からの相談に重点的に対応」等をあげている。

 リーフレットでは、「バイト代は、毎月決められた日に、全額支払いが原則」「条件を満たせば、有給休暇が取れる」等のアルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント、シフト制等の留意点等が記載されている。

 キャンペーンの実施期間は、4月1日から7月31日まで。「おかしい!」と思う場合は、「労働条件相談ほっとライン」をはじめ、電話相談やネット検索を行うよう勧めている。

《宮内みりる》

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