小中学生「朝食を毎日食べる」76%…食品ロスの関心高く

 子供向けサイト「ニフティキッズ」は2023年4月13日、「食」に関するアンケート調査の結果を公表。朝食を毎日食べている子供は全体の76%で、家の人と食べると回答した小学生は4割となった。また、多くの小中学生が食品ロスについて高い関心をもっていることがわかった。

生活・健康 小学生
「食」に関するアンケート調査を実施
  • 「食」に関するアンケート調査を実施
  • 朝ご飯はいつも食べている?(全体)
  • 朝ご飯はいつも食べている?(小学生)
  • 朝ご飯はいつも食べている?(中学生)
  • 朝ご飯は誰と食べることが一番多い?(全体)
  • 朝ご飯は誰と食べることが一番多い?(小学生)
  • 朝ご飯は誰と食べることが一番多い?(中学生)
  • 朝食を食べない一番の理由は?(小中学生)

 子供向けサイト「ニフティキッズ」は2023年4月13日、「食」に関するアンケート調査の結果を公表。朝食を毎日食べている子供は全体の76%で、家の人と食べると回答した小学生は4割となった。また、多くの小中学生が食品ロスについて高い関心をもっていることがわかった。

 調査は、小中学生を対象に2023年2月24日~3月15日、インターネットを利用して実施。有効回答数は1,237件。誰と食事をすることが多いか、食べ物の無駄を減らすために意識していること等について聞いた。

 朝ご飯はいつも食べているかについては、毎日食べている小中学生は全体で76%。食べる日のほうが多いと回答した人とあわせると92%と、多くの子供たちが朝食を食べていることがわかる。内訳をみると小学生は78%が毎日食べているのに対し、中学生では70%と減少している。

 朝食を必ず食べる・食べる日のほうが多い・食べない日が多い人に、 朝ご飯は誰と食べることが一番多いか聞くと、全体では「おうちの人」39%、ついで「ひとり」31%、「きょうだい」25%と回答した。中学生になると「おうちの人」と食べている人は29%に減り、1人で食べている人が44%と増えている。中学生になってくると、朝に家族みんなで食卓を囲む機会が減っていくようだ。その他、「日によって違う」や「ヘルパーさん」等があがった。

 朝食を食べない日が多い・食べない人が、食べない一番の理由としてあげるのは、「食欲がない」がもっとも多い結果となった。また、夜ご飯はいつも食べているか聞くと、「必ず食べる」89%がもっとも多く、食べる日のほうが多い人も10%と、ほとんどの小中学生が食べていることがわかった。夜ご飯は、約8割の小中学生が「おうちの人」と食べると回答。朝食と比較すると家族と食べる人の割合は約2倍に増え、1人で食べる人の割合は4分の1以下に減った。小中学生を比較すると「ひとり」で食べると回答した人の割合は中学生が小学生に比べて10%多くなっている。

 食べ物の無駄を減らすために意識していることの質問では、「意識していない」と回答した人は14%にとどまり、多くの小中学生が食品ロスについて高い関心をもっていることがわかる。意識して行っている具体的な行動は「残さず食べる」がもっとも多く、70%の子供たちが残さずしっかり食べようと心掛けているようだ。

 日本の食品ロスを減らすためのアイデアについては、「量り売りできるものは10g単位で販売する」「〇〇個買ったら安くなる等の、無駄なものを買ってしまいがちなセールをやらない」「あまった食材で作れるアレンジレシピを活用する」等の他、「ひとりひとりが考えていかないといけないと思う」「みんながそれぞれ気をつけるのが1番」といった意見も集まった。

《田中志実》

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