TOEFL iBT、試験を2時間に短縮…7月よりリニューアル

 ETSは、TOEFL iBT試験において2023年7月26日より、受験時間を2時間に短縮した新形式のテストとなることを発表した。おもな変更点は、Readingセクションの短縮、Reading、Listeningのスコアに加算されない問題(ダミー問題)の撤廃等。

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TOEFL iBT
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  • 2023年7月に運用開始するTOEFL iBT

 ETSは、TOEFL iBT試験において2023年7月26日より、受験時間を2時間に短縮した新形式のテストとなることを発表した。おもな変更点は、Readingセクションの短縮、Reading、Listeningのスコアに加算されない問題(ダミー問題)の撤廃等。

 ETSが開発したTOEFL iBTテストは、世界160か国以上、1万1,500以上の教育機関で利用されているアカデミック英語運用能力テスト。米国、カナダ、英国、オーストラリア等の英語圏の教育機関では、100%のスコア受入率を誇っているという。

 2023年7月26日以降大幅リニューアルされる。TOEFL iBTテストの受験時間が、従来の3時間から約2時間に短縮。これにより、テスト中のインストラクションとナビゲーションの簡素化、Writingセクションで、従来のIndependent taskから、現代的なWriting for an Academic Discussionタスクを導入、Readingセクションの短縮、Reading、Listeningのスコアに加算されない問題(ダミー問題)を撤廃するという。

 また、受験申込プロセスが簡素化され、これまでより簡単にアカウント作成、および受験申込ができるようになる。スコアの透明性が向上し、テスト終了時にスコアレポートがいつ発行されるのかを確認できる。スコアステータスに変更があった場合は、リアルタイムで通知が受け取れるとしている。

 変更にともない、今後の受験日を変更したい場合、4月30日までに手続きを行えば、無料で日程変更が可能。運用が開始される前の日程に繰り上げる等もできる。

 新テスト対策として、新しいテスト形式に対応したTOEFL iBT 無料練習テスト「Free Practice Test」「TOEFL iBT Practice Sets」も、TOEFLテストのWebサイトより確認できる。その他のオプション等も、今後更新されるという。なお、TOEFL iBTのスコアスケールに変更はなく、ユーザーがスコア要件を変更する必要はない。詳細は、日本語または英語のWebサイトより確認できる。

《宮内みりる》

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