【高校受験2023】埼玉県公立高入試、学力検査は社会が上昇

 埼玉県は2023年4月26日、2023年度(令和5年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況を発表した。全日制課程の一般募集では、3万9,685人が受検し、3万4,662人が入学許可候補者となった。学力検査問題の平均点では、社会の伸びが目立った。

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学力検査結果(全日制の課程)
  • 学力検査結果(全日制の課程)
  • 令和5年度埼玉県公立高等学校生徒募集人員
  • 一般募集等における応募状況(全日制の課程)
  • 不登校の生徒等を対象とした特別な選抜の実施状況
  • 欠員補充を実施した学校数等/欠員補充における入学許可候補者数および欠員数

 埼玉県は2023年4月26日、2023年度(令和5年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況を発表した。全日制課程の一般募集では、3万9,685人が受検し、3万4,662人が入学許可候補者となった。学力検査問題の平均点では、社会の伸びが目立った。

 2023年3月の埼玉県内国公私立中学校等卒業予定者数は6万2,831人。2023年度埼玉県公立高等学校入学者選抜では、全日制課程で3万6,402人、定時制課程で2,140人の計3万8,542人を募集した。なお、全日制課程の募集人員には、伊奈学園中学校から伊奈学園総合高等学校、さいたま市立浦和中学校からさいたま市立浦和高等学校に進学予定の160人を含む。定時制課程の募集人員には、吹上秋桜高等学校の秋季募集人員24人を含む。

 全日制課程の一般募集等の応募状況をみると、3万9,921人が志願し、3万9,685人が受検。このうち、3万4,662人が入学許可候補者となり、競争率は1.14倍。学科別の競争率は、理数科1.71倍、美術科1.36倍等が高く、普通科は1.17倍だった。不登校の生徒等を対象とした特別な選抜は、全日制課程で285人が受検し、229人が入学許可候補者となった。

 欠員補充を実施した学校は51校、欠員数は1,485人。2022年度(令和4年度)より実施校は12校、欠員数は197人減少した。ただし、学校数は1校が複数の学科で欠員補充を実施している場合があるという。欠員補充では268人が受検し、入学許可候補者数は266人。欠員補充後、募集人員を充足しない学校は47校あった。

 学力検査問題の受検者平均点は、各教科100点満点のところ、国語57.1点(前年度比5.8点減)、社会64.1点(前年度比11.2点増)、数学55.8点(前年度比7.8点増)、理科58.2点(前年度比5.7点増)、英語45.8点(前年度比6.8点減)。2022年度と比較すると、国語・英語が減少し、社会・数学・理科が増加。社会の伸びが目立った。学校選択問題の受検者平均点は、数学50.5点(前年度比7.9点増)、英語56.7点(前年度比1.6点減)であった。

 2023年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の実施状況は、埼玉県Webサイトで公開している。

《奥山直美》

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