子・孫に勤めてほしい企業ランキング、安定性を重視

 リスクモンスターは2023年5月、子や孫に勤めてほしい企業ランキングを発表。1位「国家公務員」、2位「地方公務員」、3位「トヨタ自動車」と、根強い人気は変わらず。航空会社の人気が回復した点や外資系GAFAMの企業人気に陰りが生じた点が特徴的な結果となった。

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第11回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング」/ランキングベスト100
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 リスクモンスターは2023年5月、子や孫に勤めてほしい企業ランキングを発表。1位「国家公務員」、2位「地方公務員」、3位「トヨタ自動車」と、根強い人気は変わらず。航空会社の人気が回復した点や外資系GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の企業人気に陰りが生じた点が特徴的な結果となった。

 今回で第11回となる「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査は2023年4月7日、全国の未成年の子・孫をもつ20歳から69歳の男女を対象に実施した。有効回答は800サンプル。

 調査の結果、総合ランキングの1位「地方公務員」、2位「国家公務員」は、前回と順位が入れ替わったものの根強い公務員人気がうかがえる。また3位の「トヨタ自動車」は、初回調査から民間企業における1位を維持している。

 トップ20にランクインした業種としては、製造業が10社「トヨタ自動車」「アップル(Apple)」「パナソニック」「任天堂」「サントリー」「ソニー」「本田技研工業(ホンダ)」「花王」「資生堂」「キヤノン」ともっとも多く、ついで総合商社「伊藤忠商事」「三菱商事」「三井物産」が3社ランクインしている。

 選択した理由を尋ねたところ、トップ2の公務員においては、「安定している」という評価が多数を占め、3位の「トヨタ自動車」では、「世界的な企業」「日本を代表する企業」といった意見が目立った。トップ 20企業の選択理由をみると、「安定性」「趣味嗜好」「グローバルな活躍」という3つが意向として表れているようだ。たとえば、トップ3に対しては高い「安定性」を評価しているようすがうかがえ、「日本航空(JAL)」や「全日本空輸(ANA)」に対しては、職業に対する憧れ、「アップル(Apple)」や「任天堂」「ソニー」「花王」「資生堂」に対しては、企業や製品への愛着といった「趣味嗜好」を反映する意見が目立つ。また、「トヨタ自動車」「伊藤忠商事」「三菱商事」「グーグル(Google)」では、「世界で活躍できる」「グローバルな企業」といった意見から、「グローバルな活躍」がイメージできる企業として人気を集めていることがうかがえる。

 ランキングが大きく変動した企業として、「日本航空(JAL)」(前回30位→6位)、「本田技研工業(ホンダ)」(前回40位→13位)、「NTTデータ」(前回47位→19位)、「キヤノン」(前回65 位→19位)がランクアップ。一方で、「グーグル(Google)」(前回4位→15位)、「アマゾン」(前回9位→40位)、「日本電信電話(NTT)」(前回10位→23位)、「日本マイクロソフト」(前回13位→30位)、「キーエンス」(前回20位→58位)は順位を落とす結果となった。

◆お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング
1位「地方公務員」16.3%
2位「国家公務員」15.3%
3位「トヨタ自動車」9.1%
4位「アップル(Apple)」5.0%
4位「パナソニック」5.0%
6位「日本航空(JAL)」4.3%
7位「全日本空輸(ANA)」4.1%
8位「伊藤忠商事」4.0%
8位「NTTドコモ」4.0%
8位「任天堂」4.0%
※数値は回答率

《中川和佳》

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