【高校受験2024】大阪府公立高、評定基準と府内統一ルール公表

 大阪府教育委員会は2023年6月13日、2024年度(令和6年度)入学者選抜に係る中学3年の目標に準拠した評価(絶対評価)の基準および、調査書評定の府内統一ルールなどを公表した。府全体の「評定平均」は、チャレンジテスト実施5教科が3.50、4教科が3.55とする。

教育・受験 中学生
府全体の「評定平均」
  • 府全体の「評定平均」
  • 中学校において調査書の評定が決まるまで
  • (例)中学1年生の府全体の評定平均が3.46の場合の「評定平均の範囲」
  • (例)4教科(音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の検証範囲について

 大阪府教育委員会は2023年6月13日、2024年度(令和6年度)入学者選抜に係る中学3年の目標に準拠した評価(絶対評価)の基準および、調査書評定の府内統一ルールなどを公表した。府全体の「評定平均」は、チャレンジテスト実施5教科が3.50、4教科が3.55とする。

 大阪府では、2016年度(平成28年度)の大阪府公立高等学校入学者選抜から、調査書に記載する各教科の評定を「目標に準拠した評価(絶対評価)」による5段階で評定。公平な入学者選抜を実施するため、各中学校がつける調査書の評定について、大阪府全体の状況に照らし適正であるかどうかを確認するために、チャレンジテストを活用した府内統一ルールを定めている。

 府内統一ルールでは、府教育委員会が、中学1・2年生の各学年、2学期末までの府内公立中学校の評定の状況と、1月に実施したチャレンジテストの結果を使って、中学3年生の「府全体の評定平均」を決める。2024年度入試に係る現中学3年生の目標に準拠した評価の基準となる府全体の「評定平均」は、チャレンジテスト実施5教科が3.50、チャレンジテスト実施4教科が3.55と定められた。

 各中学校では、学習指導要領に定める目標に準拠し、個々の生徒の学習状況を評価し評定をつける。自校の「評定平均」が今回定めた「評定平均の範囲」にあてはまっていることを確認し、あてはまっている場合は各中学校において調査書の評定をつける。あてはまらない場合は、評価の方法の見直しを行い、適正に評価し調査書の評定をつける。

 詳細は、大阪市のWebサイトで確認できる。

《川端珠紀》

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