【高校受験2024】北海道公立高、学校裁量と推薦方針の一覧を公表

 北海道教育委員会と札幌市教育委員会は2023年6月19日、2023年度公立高等学校入学者選抜の「学校裁量についての実施予定一覧」と「推薦入学者選抜実施校における『入学者の受入れに関する方針等』一覧表」を公表した。学力検査の傾斜配点などをまとめている。

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学校裁量についての実施予定一覧
  • 学校裁量についての実施予定一覧
  • 学校裁量についての実施予定一覧(一部)
  • 学校裁量についての実施予定一覧
  • 推薦入学者選抜実施校における全日制課程の「入学者の受入れに関する方針等」一覧表(一部)

 北海道教育委員会と札幌市教育委員会は2023年6月19日、2023年度(令和6年度)公立高等学校入学者選抜の「学校裁量についての実施予定一覧」と「推薦入学者選抜実施校における『入学者の受入れに関する方針等』一覧表」を公表した。学力検査の傾斜配点や選抜の重視項目などをまとめている。

 「学校裁量についての実施予定一覧」は、推薦入学者選抜の入学枠、面接の実施形態、一般入学者選抜の学力検査で傾斜をかける教科と倍率、学力検査の成績と個人調査書の「各教科の評定」を重視する比率などについて、学区・学校・学科ごとにまとめたもの。

 たとえば、学力検査の傾斜配点では、札幌北(普通)が数学・英語の2教科の得点を2.0倍、市立札幌旭丘(数理データサイエンス)が数学と理科で2.0倍、英語で1.5倍の傾斜をかける。

 一方、「推薦入学者選抜実施校における『入学者の受入れに関する方針等』一覧表」は、各学校・学科の入学者の受入れに関する方針など「スクール・ポリシー」を推薦枠とともに集約したもの。

 このうち、釧路湖陵では普通科から転換する新学科において、募集人員の20%程度を推薦入学者選抜の入学枠とする。入学者の受入れ方針では、生徒会活動や学校行事、部活動などの積極的な参加に加え、「知的探究心があり、現代的な諸課題などについて、他者と協働しながら課題の解決や新たな価値の創造に向けて、主体的に学ぶことができる生徒」「社会科学や自然科学など、幅広い分野の学習に興味・関心がある生徒」を掲げている。

 「学校裁量についての実施予定一覧」と「推薦入学者選抜実施校における『入学者の受入れに関する方針等』一覧表」は、北海道教育委員会や札幌市教育委員会のWebサイトで公表している。町村立高校などは各教育委員会に問い合わせること。なお、公表内容は今後発表される公立高等学校配置計画や市町村教育委員会の決定などにより変更されることがある。

 2024年度の北海道公立高等学校入学者選抜は、推薦入学者選抜の面接を2024年2月13日、一般入学者選抜の学力検査を3月5日、追検査を3月13日、合格発表を3月18日に実施する。

《奥山直美》

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