【夏休み2023】ベネッセ、生成AIサービス「自由研究お助けAI」無償提供

 ベネッセコーポレーションが提供する「進研ゼミ小学講座」は2023年7月25日~9月11日、小学生向けに安心・安全に配慮し、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AIサービス「自由研究お助けAI」を無償提供する。進研ゼミ会員でない人も利用できるという。

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自由研究お助けAI(イメージ)
  • 自由研究お助けAI(イメージ)
  • 自由研究お助けAI サービス概要

 ベネッセコーポレーションが提供する「進研ゼミ小学講座」は2023年7月25日~9月11日、小学生向けに安心・安全に配慮し、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AIサービス「自由研究お助けAI」を無償提供する。進研ゼミ会員でない人も利用できるという。

 生成AIの登場により利便性が向上する一方で、子供たちの思考力が損なわれるのではないかという懸念から、教育サービスにおける活用については慎重に議論されている。

 ベネッセが独自に小学生親子に行った「ChatGPTの利用に関する意識調査」では、「新しい技術の活用力を養ってほしいから」「子供が新しい興味に出会えそうだから」などの理由から、保護者の6割はChatGPTの利用に肯定的であることが明らかとなった。

 その一方で、「ChatGPTを利用してほしくない」と考える保護者も一定数存在しており、その約半数が「自分で考えなくなりそうだから」といった思考力低下に関する懸念をもっていることが判明したという。

 そこで、「進研ゼミ小学講座」は小学生向けに安心・安全に配慮し、子供自身の思考力の向上や興味関心を広げるため、夏休みの自由研究をテーマに、ベネッセが学習向けに独自にカスタマイズした生成AI「自由研究お助けAI」を開発した。

 「自由研究お助けAI」では、1つの答えを提示するのではなく、さまざまな観点で自由研究のアイデアやテーマを見つけるためのヒントが、AIキャラクターとのやり取りの中で提供される。また、安心・安全に配慮した設計として、利用前の保護者の確認や、有識者監修の保護者・子供双方への情報リテラシー学習の導入、目的外の利用や1日の質問回数の制限などを設けているという。

 「自由研究」が夏休みの悩みの種という家庭は多く、どのようなテーマを調べたら良いかもわからないという家庭でも、「自由研究お助けAI」を利用することで、子供の興味をもとに、アイデアやテーマを見つけることができるとしている。

 提供期間は7月25日から9月11日まで。なお、サービスは予告なく終了する場合がある。「自由研究お助けAI」は、Webサイトより利用することができる。

◆自由研究お助けAI
提供期間:2023年7月25日(火)~9月11日(月)
※サービスは予告なく終了する場合がある
対象:小学生と保護者
※進研ゼミ会員でない人も利用可
利用方法:Webサイトより利用する

《いろは》

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