国際生物学オリンピック、高校生4人全員がメダル獲得

 アラブ首長国連邦で2023年7月3日~11日に開かれた「第34回国際生物学オリンピック」において、日本代表として参加した高校生4人全員が入賞を果たした。このうち2人が金メダル、2人が銀メダルを獲得。文部科学省は7月14日、4名全員に文部科学大臣表彰を授与すると発表した。

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第34回国際生物学オリンピックの閉会式のようす
  • 第34回国際生物学オリンピックの閉会式のようす
  • 第34回国際生物学オリンピック受賞者
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 アラブ首長国連邦で2023年7月3日~11日に開かれた「第34回国際生物学オリンピック」において、日本代表として参加した高校生4人全員が入賞を果たした。このうち2人が金メダル、2人が銀メダルを獲得。文部科学省は7月14日、4名全員に文部科学大臣表彰を授与すると発表した。

 国際生物学オリンピック(IBO)は、大学入学前の20歳未満の青少年を対象とした生物学の国際的なコンテスト。将来の科学者を育て、生物の才能の損失を防ぐことを目的に、1990年から継続的に開催している。期間中、各国の代表選手4名が、生物学の理論問題と実験問題に取組み、優秀な成績をおさめた者にはメダルが授与される。金メダルは参加者の約1割、銀メダルは約2割、銅メダルは約3割の割合で与えられる。

 第34回国際生物学オリンピックは、アラブ首長国連邦(アル・アイン)にて、2023年7月3日~11日(日本時間)の期間に開催。80か国地域から304名の生徒が参加した。

 日本からは、久留米大学附設高等学校(福岡県)3年の井上紗綺さん、女子学院高等学校(東京都)3年の髙橋都さん、灘高等学校(兵庫県)2年の大杉悠真さんと佐々木慧さんが代表として参加。井上さんと髙橋さんが金メダル、大杉さんと佐々木さんが銀メダルを獲得した。報告を受けた文部科学省は7月14日、メダルを獲得した4名全員に文部科学大臣表彰を授与することを発表した。

 日本は同コンテストに2005年から参加し、毎年4名の選手を派遣している。次回、2024年の国際生物学オリンピックは、カザフスタンにて2024年7月10日~17日に開催予定。
《川端珠紀》

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