【相談対応Q&A】暑さ指数を基準に活動してほしい

 クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまな相談に対応する際のポイントを聞いた。第142回のテーマは「暑さ指数(WBGT)を基準に体育や部活の実施を判断してほしい」。

教育・受験 先生
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 学校に寄せられるさまざまな相談やクレーム。保護者や地域からの相談に先生はどのように対応するのが良いだろうか?クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまな相談に対応する際のポイントを聞いた。第142回のテーマは「暑さ指数(WBGT)を基準に体育や部活の実施を判断してほしい」。

学校における熱中症事故は毎年約5,000件発生

 2023年7月28日に山形県米沢市で下校中の中学生が熱中症と見られる症状で倒れているのが発見され、その後、死亡が確認されたという痛ましい事故がありました。この事故だけでなく、学校が関係する熱中症に関する事故は残念ながら毎年起こっています。文科省の統計では、学校における熱中症事故は毎年5,000件程度発生しているとされています。2010年や2018年には熱中症での死亡者が1,500人(学校ではなく、社会全体として)を超えるような年もありました。今後も日本では暑くなることが予想され、その対応が必要とされます。

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《鈴木邦明》

鈴木邦明

帝京平成大学 人文社会学部児童学科 准教授。1971年神奈川県平塚市生まれ。1995年東京学芸大学教育学部卒業。2017年放送大学大学院文化科学研究科修了。神奈川県横浜市と埼玉県深谷市の公立小学校に計22年間勤務。2018年からは帝京平成大学において教員養成に携わっている。「学校と家庭をつなぐ」をテーマに保護者向けにも積極的に情報を発信している。

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