横浜市立大学、31歳の現役最年少教授が誕生

 横浜市立大学は平成30年1月22日、現・医学部臓器再生医学准教授の武部貴則氏を平成30年1月15日付で、先端医科学研究センター担当教授に任命したと発表した。武部氏は昭和61年生まれの31歳で、同大の現役教授として最年少となる。

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  • 現役最年少で教授に就任した武部貴則氏
 横浜市立大学は平成30年1月22日、現・医学部臓器再生医学准教授の武部貴則氏を平成30年1月15日付で、先端医科学研究センター担当教授に任命したと発表した。武部氏は昭和61年生まれの31歳で、同大の現役教授として最年少となる。

 武部氏は、平成23年横浜市立大学医学部卒業。平成23年4月に同大臓器再生医学助手、平成25年11月に准教授。平成27年12月には、クロスアポイントメント制度により、シンシナティ小児病院消化器部門発生生物学部門の准教授に就任し、平成29年4月から同病院幹細胞・オルガノイド医学センターの副センター長を務めている。

 平成25年にiPS細胞から世界で初めて血管構造を持つヒト肝臓原基(肝芽)を創り出すことに成功。平成26年には、肝芽の最適な培養方法や移植方法を見出し、平成27年にはさまざまなミニ臓器を創り出す手法を確立。平成29年には「ミニ肝臓」の大量製造に成功した。

 優れた研究成果は、国際主要論文に掲載されたほか、「ベルツ賞」「文部科学大臣表彰若手科学賞」「日本医療研究開発対象AMED理事長賞」などを受賞。国内外から高く評価されている。

 また、再生医学における最先端の研究を進める一方で、独創的な取組みとして「広告医学」という新しい学問領域を普及させることにも注力している。広告医学とは、デザインやコピーライティングなどの広告的視点を医療現場におけるコミュニケーションツールとして活用することで、人々の健康行動の自然な動機づけにつなげようというもの。駅や建物の「健康階段」、メタボ対策の「アラートパンツ」などは横浜市の健康施策にも活用され、横浜市民の新たな健康づくりとしても注目されている。

 このほか、最近はIT大手系列会社とiPS細胞を活用した「非アルコール性脂肪肝疾患」治療の共同研究を進めていくことも決定。横浜市立大学では、大学のプレゼンス向上に大きく貢献してきた実績を評価し、さらにそのアクティビティを後押ししようと、大学附置研究所である先端医科学研究センターの教授に任命したという。

 武部氏の今後について、同大では「本学の強みである再生医学はもちろんのこと、より幅広い分野での研究の展開が期待される」とコメントしている。
《奥山直美》

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