夏休みが明ける子供たちへ…文科大臣がメッセージ

 文部科学省の永岡桂子大臣は2023年8月、メッセージ「~不安や悩みがあったら話してみよう~」を公表した。メッセージは、夏休みを終えて2学期が始まることを受け、不安や悩みをもつ子供たちや保護者に呼びかけており、相談窓口も紹介している。

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 文部科学省の永岡桂子大臣は2023年8月、メッセージ「~不安や悩みがあったら話してみよう~」を公表した。メッセージは、夏休みを終えて2学期が始まることを受け、不安や悩みをもつ子供たちや保護者に呼びかけており、相談窓口も紹介している。

 厚生労働省・警察庁の統計によると、2022年における児童生徒の自殺者数は過去最多の514人となった。子供の自殺者数は学校の長期休業明けに増加する傾向にあり、この時期に不安や悩みを抱える子供たちが増えることが考えられる。

 文部科学省では自殺予防において、子供たちのSOSを早期に発見すべきで、心身の状況把握や教育相談を行うことが有効な方策の1つとしている。

 メッセージは、「小学生」「中学生・高校生」「学生等」「保護者・学校関係者等」に向けて掲載。子供たちに対しては「1人で抱え込まず、信頼できる人に相談することの大切さ」を呼びかけている。保護者・学校関係者には、子供たちが孤立することのないよう、「これまでに関心のあった事柄に対して興味を失う」「身だしなみを気にしなくなる」「身体の不調を訴える」などの子供の態度に現れる微妙なサインに注意を払い、子供たちの不安や悩みに耳を傾けて適切に受け止めることを伝えている。

 また、通話無料の24時間SOSダイヤルやSNSなどの相談窓口を紹介しており、Webサイトのチャットボットから探すこともできる。

《日高紋佳》

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