約6割の小学生が夏休み限定の習い事へ、費用は約2.5万円

 塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」は2023年8月15日、保護者を対象にした「夏休みの習い事」調査の結果を公表した。「スポーツ教室」「塾・学習塾」が多く、「積極性」「コミュニケーション力」などの成長を期待しているようだ。

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子供の夏休みの習い事調査
  • 子供の夏休みの習い事調査
  • 2022年の夏休みに子供が参加した習い事
  • 2023年の夏休みに子供が参加する予定の習い事
  • 保護者が夏休みの習い事選びで重視する点
  • 夏休みの習い事を通して子供に成長してほしい点

 塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」は2023年8月15日、保護者を対象にした「夏休みの習い事」調査の結果を公表した。「スポーツ教室」「塾・学習塾」が多く、「積極性」「コミュニケーション力」などの成長を期待しているようだ。

 調査は、全国の小学2年生~6年生の保護者503人を対象に、2023年7月4日~8月1日、インターネットで実施。

 まず、小学生の保護者に前年(2022年)の夏休みに子供に何かしらの習い事をさせたか尋ねたところ、約半数 (53.7%)の保護者が、定期的に通っている習い事以外に何かしらの習い事(定期的に通っている習い事の夏期限定の特別教室なども含む)へ、子供を参加させたことがわかった。習い事のジャンル別に見ると、最多は「スポーツ系教室」19.2%で、「塾・学習塾」15.5%、「サマーキャンプ・体験教室」8.7%と続く。

 4年ぶりに制限のない夏休みとなった2023年は、約6割(60.2%)が何らかの習い事に参加させると回答。前年比6.5ポイント増となった。

 習い事のジャンル別では、前年(2022年)の順位と大きな変動はなく、夏休みの習い事では「スポーツ系教室」17.7%、「塾・学習塾」17.7%が定番となっているようすが見られた。スポーツ系教室では、短期の水泳教室や定期的に通っているスポーツ教室の夏期特別教室などに子供を参加させる保護者が多いようだ。また、コロナ明けとなった2023年は、「その他」で「地域のボランティア活動に参加する」「水族館の飼育員体験に参加する」など、よりバラエティに富んだ回答が寄せられたという。

 夏休みの習い事選びで重視する点は、「子供の意思」29.6%、「費用対効果」15.5%、「費用」14.5%が多かった。

 費用については、前年の平均は2万4,956円、2023年の予算平均も約2万4,875円と大差は見られなかった。習い事のジャンル別では、「塾・学習塾」は平均約2万9,585円、「サマーキャンプ・自然体験教室」は平均2万7,429円と全体の平均額を上回る結果に。「スポーツ教室」は安価なものから合宿などをともなう高価なものまで値幅が広く、平均1万5,753円となった。しかし、遠征や合宿などに参加させる場合は、2万~3万円程度を見込んでおく必要がありそうだという。また、もっとも高額だった夏休みの習い事の金額について聞いたところ、中学受験を控えた子供の「塾・学習塾」、宿泊をともなうものや英語で行われる「サマーキャンプ・自然体験教室」が高額となっており、10万円をゆうに超えるものもあったという。

 最後に、保護者が子供に夏休みの習い事を通して成長を期待する点について尋ねたところ、最多は「積極性(チャレンジ精神)」15.1%。続いて「コミュニケーション力」12.7%、「学力」11.4%、「スキル(技術の向上)」10.6%となった。

《中川和佳》

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