【大学受験】女子特待生チャレンジ入試を新設…嘉悦大

 嘉悦大学は2023年8月31日、経営経済学部入学を希望する社会貢献意欲の高い女子を特待生とし、入学金と初年度授業料をあわせて90万円まで免除する「総合型選抜」と在学生または卒業生のきょうだいの入学金を免除する「嘉悦大学同窓生子女入学金免除制度」の整備を発表した。

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 嘉悦大学は2023年8月31日、経営経済学部への入学を希望し将来、社会に貢献する意欲の高い女子を特待生とし、最大で入学金と初年度授業料をあわせて90万円まで免除する「総合型選抜(女子特待生チャレンジ入試)」と本学在学生または卒業生のきょうだいの入学金を免除する「嘉悦大学同窓生子女入学金免除制度」の整備を発表した。

 嘉悦大学は、1903年に日本初の女子を対象とした商業学校として設立された「私立女子商業学校」を前身とし、以来120年間、時代に先駆けた実学教育を展開。今回の新支援策は、学園創立120周年の節目の年に「社会に貢献する女性を育成したい」という建学の志に立ち返り実施する。

 また、大学進学と学費についての調査結果を公表した。調査は2023年8月2日、子供をもつ一都三県在住の39~59歳の男女と一都三県在住の中学生、高校生、予備校生を対象にインターネットで行った。有効回答数は、保護者8,012名、うち高校生の保護者1,269名、子供171名。

 四年制大学への進学希望は81.8%と高いが、学費に対して高校生の保護者の74.1%が負担に感じると回答している。中高生自身も半数以上が学費負担を感じており、特に女子では6割を超える。保護者が男子の進学を優先する意識も18.0%あり、第一子の進学を優先する意識も17.7%と高い。四年制大学進学の不安、懸念点としては、保護者は「学費負担」が34.9%と最多。中高生の志望学部(系)は、男女ともに「経済・経営・商学系」がトップとなった(男子20.5%、女子14.2%)。近年の女性活躍社会に向けて、女子も実学志向を強めている傾向がみられる。

 この調査結果を踏まえ、嘉悦大学では2つの施策を実施する。「総合型選抜(女子特待生チャレンジ入試)」は、経営経済学部への入学を希望し将来、社会に貢献する意欲の高い女子を特待生とし、最大で入学金と初年度授業料をあわせて90万円まで免除する。インターネット出願を2023年9月1日から10月12日まで受け付ける。書類郵送必須、郵送は当日消印有効。10月22日に志望理由書(出願時に提出)および面接、プレゼンテーションにより選考し、11月1日に合否を発表する。

 「嘉悦大学同窓生子女入学金免除制度」は、二親等以内(祖父母、父母、兄弟姉妹、配偶者)の親族に嘉悦大(大学院、短期大学を含む)またはかえつ有明中学高等学校 (嘉悦女子中学・嘉悦女子高等学校を含む)の卒業生・在学生がいる受験生は、入学手続きの際、入学金20万円を免除する。申請は、希望する入学者選抜の出願時に、同窓生子女入学金免除制度申請書と同窓生の証明書を提出する。卒業生の場合は卒業証書の写しあるいは卒業証明書、在学生の場合は在学証明書。

◆総合型選抜(女子特待生チャレンジ入試)
インターネット出願期間:2023年9月1日(金)~10月12日(木) 
※書類郵送必須、郵送は当日消印有効
試験日:2023年10月22日(日)
合否発表日:2023年11月1日(水)
手続締切日:2023年11月11日(土)
選考方法:
・志望理由書(出願時に提出 800字)および面接
・プレゼンテーション

◆嘉悦大学同窓生子女入学金免除制度
対象者:二親等以内(祖父母、父母、兄弟姉妹、配偶者)の親族に嘉悦大学(大学院、短期大学を含む)またはかえつ有明中学高等学校 (嘉悦女子中学・嘉悦女子高等学校を含む)の卒業生・在学生がいる受験生
内容:入学金(20万円)免除
申請方法:各入学者選抜の出願時に以下の2点を提出
・同窓生子女入学金免除制度 申請書(本学Webサイトよりダウンロード・印刷)
・同窓生の証明書(卒業生の場合は卒業証書の写しあるいは卒業証明書、在学生の場合は在学証明書)

《中川和佳》

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