ICT機器利用時のルール保護者と決めた…小中全学年で増加

 教育ネットは2023年9月13日、「ネット利用における実態調査」にて「家庭における ICT 機器利用時のルールの有無」と「ルールの決め方」の調査結果を公開した。「とくにルールはない」家庭は、2020年度と比べ、小3から中3の全学年で減少していることがわかった。

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家でICT機器を使う時のルール「とくにない」
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  • ICT機器を使う時のルールをどう決めたか
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 教育ネットは2023年9月13日、「ネット利用における実態調査」にて「家庭における ICT 機器利用時のルールの有無」と「ルールの決め方」の調査結果を公開した。「とくにルールはない」家庭は、2020年度と比べ、小3から中3の全学年で減少していることがわかった。

 「ネット利用における実態調査」は、2022年4月から2023年2月にかけて、教育ネット支援自治体の小学校56校1万9,994人、中学校33校8,936人を対象に実施した。

 家でICT機器を使う時のルールが「とくにない」の回答は、2020年度と比べると2022年度は小学3年生から中学3年生の全学年で減少。特に中学3年生では9.7ポイント減少している。

 「ルールの決め方」では保護者と話しあって決めた割合が全学年で増加していることが明らかになった。「保護者が考えた」という回答は減少傾向にあるものの、いまだもっとも多い割合となっている。保護者がルールを決め、児童生徒の納得度合が低かった場合、ルールがおざなりになるケースも多い。利用者本人(児童生徒)が主体的にルールを考え、保護者と話しあい決めることで、児童生徒が守りやすいルールを策定し、安心安全なICT機器活用に役立てて欲しいと教育ネット総合研究所では指摘している。

《中川和佳》

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