25年卒大学生、インターンシップ参加経験85%…9月時点

 マイナビは、2023年10月13日「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」を発表した。「就業体験」を含むプログラムへの参加割合は月ごとに徐々に増えており、夏期休暇を経て8割超の学生が参加したことがわかった。

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【今月(単月で)】インターンシップに参加した割合の推移
  • 【今月(単月で)】インターンシップに参加した割合の推移
  • 【これまでに(累計で)】インターンシップに参加したことがある割合の推移
  • 【月ごと】参加したキャリア形成支援活動の内容(複数回答)
  • ほかの参加学生と交流するなかでどのような心境になったか
  • インターンシップに参加した学生の情報を採用選考に利用するプログラムに参加したいか

 マイナビは、2023年10月13日「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」を発表した。「就業体験」を含むプログラムへの参加割合は月ごとに徐々に増えており、夏期休暇を経て8割超の学生が参加したことがわかった。

 「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」は、2023年9月20日から9月30日にかけて、マイナビ2025の会員に対してインターネットで実施した。対象は2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生と大学院1年生で、有効回答数は1,743名(文系男子289名、文系女子689名、理系男子374名、理系女子391名)。

 25年卒学生の2023年9月単月のインターンシップ・仕事体験への参加割合は69.6%(前年比2.1ポイント増)、9月までの累計参加割合は85.0%(前年比0.3ポイント増)となり、いずれも前年を上回った。

 オープン・カンパニーやキャリア教育を含むキャリア形成支援活動について月ごとの参加状況を聞いたところ、就業体験を含むプログラムへの参加が徐々に増えていた。25年卒では「インターンシップ」という呼称を使うためには「5日以上」などの実施要件があるが、「期間が『5日以上(1週間程度)』の就業体験のあるプログラム」に注目してみると、全体としての割合は多くないものの、8月で11.1%、9月で15.4%となり、夏季休暇中は参加割合が増加していることがわかる。

 インターンシップ・仕事体験への参加時にほかの学生と交流して感じたことを聞くと、「ほかの学生が優秀に見えて、焦りを感じた」が最多で55.8%、ついで「他の学生の姿をみて自分もやる気が出た」が53.1%、「普段の生活では会えないタイプのひとと知り合えて新鮮だった」が39.8%となった。プログラムに参加することで、学生自身のキャリア観や職業観が醸成されることはもちろんだが、学生同士の交流を通して刺激を受けていることもわかる。また「ほかの参加学生の雰囲気がよかったので、企業への印象もよくなった」が38.5%となっており、参加学生同士の交流機会を設けることや良い雰囲気づくりが企業にとっても重要であることがうかがえる。

 インターンシップに参加した学生の情報を採用選考に利用するプログラムに参加したいと思うかを聞いたところ、「すぐにでも参加したい」が最多で42.9%となった。6月の調査では、「自信がついてから参加したい」が最多で42.7%だった。6月から9月にかけて、インターンシップ・仕事体験などの様々な経験を経て、自信をもてるようになった学生が増えていると推察される。

《中川和佳》

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