愛知県教育委員会は2023年10月17日、2023年度第1回「中学校等卒業見込者の進路希望状況調査」の結果を公表した。県内公立高校（全日制）への進学希望率は、前年度より0.7ポイント増の70.4％。学校・学科別の進学希望試算倍率は、瑞陵（普通）5.06倍がもっとも高かった。
2023年度第1回「中学校等卒業見込者の進路希望状況調査」は、2024年3月中学校等卒業見込者について、9月10日時点の進路希望状況を調べたもの。対象は、愛知県内の国公私立中学校434校（本校431校、分校3校）の3年生全員6万9,692人。
中学校等卒業見込者総数は、前年度比391人減の6万9,692人。このうち、高校、特別支援学校高等部、高等専門学校への進学希望者総数は、前年度比417人減の6万6,578人、進学希望率は前年度より0.1ポイント減の95.5％であった。
全日制（全日制課程と高等専門学校）への進学希望率は、前年度比0.4ポイント減の90.2％。進学希望率を公立・私立別にみると、県内公立（全日制課程）は前年度比0.7ポイント増の70.4％、県内私立（全日制課程）は前年度比1.0ポイント減の17.3％。高校（定時制課程）への進学希望率は前年度比0.1ポイント増の1.5％、高校（通信制課程）への進学希望率は前年度比0.3ポイント増の2.8％で共に過去最高となった。専修学校への入学希望率は過去最高の前年度と同じく2.4％。就職希望率は前年度と同じ0.4％で、過去最低値を継続している。
県内公立高校（全日制課程）への進学希望状況について、2023年度の募集人員4万1,920人に対する第1希望者数および第2希望者数合計8万8,332人の割合（希望試算倍率）は2.11倍。前年度と比較すると0.01ポイントの増加。学科別では、普通科2.28倍、専門学科1.67倍、総合学科2.03倍。
学校・学科別に進学希望試算倍率をみると、瑞陵（普通）5.06倍がもっとも高く、市立工芸（デザイン）4.30倍、熱田（普通）4.27倍、松蔭（普通）4.13倍、安城（普通）3.93倍、豊丘（普通）3.93倍、旭丘（美術）3.90倍、市立菊里（普通）3.80倍と続いた。このほか、旭丘（普通）1.82倍、岡崎（普通）1.65倍、一宮（普通）1.85倍、明和（普通）2.33倍など。
2024年度愛知県公立高校入学者選抜の日程は、推薦選抜と特色選抜が2024年1月25日から2月1日まで出願を受け付け、2月6日（7日に実施する場合あり）に面接や入学検査などを実施。2月8日に合格発表を行う。一般選抜は2月6日から2月14日に出願、2月15日に志願変更を受け付ける。学力検査は2月22日、面接や特別検査（実施校のみ）はAグループが2月26日、Bグループが2月27日。合格発表は3月8日。
