埼玉県教育委員会は2023年10月30日、2024年（令和6年）3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査（10月1日現在）の結果を公表した。中学校等卒業予定者のうち、高等学校等進学希望者は全体の96.6％にあたる6万557人。希望倍率がもっとも高いのは、市立川越（普通）3.79倍となった。
進路希望状況調査は、埼玉県内の国公私立の中学校・特別支援学校中学部、公立の義務教育学校の2024年3月卒業予定者を対象に、進路希望状況を明らかにする目的で10月1日現在の結果をまとめたもの。調査対象校488校。
卒業予定者数は前年（2022年）同期比715人減の6万2,714人。このうち高等学校等進学希望者は前年同期比686人減の6万557人で、前年同期から変化なく96.6％となった。
全日制高校への進学希望者は、前年同期比0.9ポイント減の5万5,478人。このうち県内の高校への進学希望者は国立292人、公立4万1,598人、私立9,882人の計5万1,772人。全日制高校進学希望者のうち、県内の高校への進学希望者の割合は93.3％、県外の高校への進学希望者の割合は6.7％で、いずれも前年同期と同率となった。
県内公立高校全日制課程のうち、内部進学希望者を除いた進学希望者は4万1,361人。転編入枠と内部進学予定者を除く募集人員3万5,120人に対する倍率は1.18倍。学科別では、普通科1.27倍、専門学科0.90倍、総合学科1.01倍。
学校別でみると、進学希望者の倍率がもっとも高かったのは、市立川越（普通）3.79倍。そのほか、市立浦和（普通）2.82倍、川口市立（普通）2.48倍、上尾（普通）2.11倍、浦和西（普通）2.08倍、越谷南（普通）2.06倍、川越南（普通）2.05倍、大宮（普通）2.01倍や、大宮光陵（美術）2.43倍、大宮（理数）2.20倍が2倍を超え高倍率となった。
このほか、おもな学校の倍率は、県立浦和（普通）1.36倍、浦和第一女子（普通）1.21倍、県立川越（普通）1.49倍、川越女子（普通）1.21倍、熊谷（普通）0.86倍、熊谷女子（普通）0.75倍、春日部（普通）1.18倍、所沢（普通）1.89倍、所沢北（普通）1.48倍、所沢北（理数）1.38倍など。
2024年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査結果は、埼玉県教育委員会Webサイトから確認できる。
