司法試験2023、合格率1位は「予備試験合格者」92.6%…法科大学院別結果(追記あり)

 令和5年(2023年)司法試験の合格者数と合格率をみると、1位はいずれも「予備試験合格者」であることが、法務省の2023年11月8日の発表より明らかになった。

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令和5年(2023年)司法試験合格者数トップ10
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 令和5年(2023年)司法試験の合格者数と合格率をみると、1位はいずれも「予備試験合格者」であることが、法務省の2023年11月8日の発表より明らかになった。予備試験合格者の合格率は92.6%。一方、合格者を出せなかった法科大学院は13校あった。

 2023年司法試験の合格者数は、「予備試験合格者」が327人で最多となり、ついで「京都大学法科大学院」188人、「慶應義塾大学法科大学院」と「東京大学法科大学院」がそれぞれ186人、「早稲田大学法科大学院」が174人。一方、合格者を出せなかった法科大学院は13校あり、このうち1校は出願者がいなかった。

 合格者数を受験者数で割った合格率は、「予備試験合格者」が92.6%で最高となり、「京都大学法科大学院」68.4%、「一橋大学法科大学院」67.2%、「慶應義塾大学法科大学院」60.0%、「東京大学法科大学院」59.1%、「神戸大学法科大学院」48.6%が続いた。

 毎年、多数の司法試験合格者を輩出している伊藤塾。司法試験科担当課長の奈良大輔氏は今年度の司法試験について、「今年の司法試験から法科大学院在学中受験が可能になった影響もあり、受験者が昨年より846人増えた中で、合格者も378人増え、1,781人の合格者が誕生しました。なかでも、予備試験ルートの合格率は92.6%と今年も圧倒的に高いものとなり、今年も変わらず司法試験合格の王道ルートと呼ぶに相応しいものとなりました。一方で、法科大学院ルートの全体の合格率は40.7%。その内訳は、法科大学院在学中合格が59.5%である一方で、修了生の合格率は32.6%に留まる結果となりました。このことから、法科大学院での履修期間は司法試験の合否に影響はなく、法科大学院入学前にいかに高い実力を備えて入学できるかが司法試験合格に重要であることが鮮明になったと言えるでしょう」と振り返った。

 なお、伊藤塾では11月8日(水)の24時時点で1,781名中、1,383名の合格者が判明している。占有率は77.7%。現在も続々と受講生の合格の報が届いているという(講座内訳:入門770名、講座・答練398名、模試215名)。

2023年司法試験合格発表【伊藤塾】の合格実績はこちら

 司法試験受験をこれから検討する場合、大きく分けて「予備試験ルート」「法科大学院ルート」の2つの選択肢がある。しかし、目標とするべきはあくまでも「司法試験合格」であり、いずれのルートを選択するにせよ、最終ゴールとなる司法試験合格までを見据えた正しい合格戦略が必要だ。

 今回、総評をもらった伊藤塾では、圧倒的な人数の合格者データをもとにカリキュラムを開発。毎年多くの司法試験合格者を輩出している。

 先述の奈良氏は今年度の結果を受け、次のように語ってくれた。「今年の司法試験でも、伊藤塾の入門講座から学生・社会人問わず、双方のルートで多くの合格者が誕生しました。伊藤塾の司法試験入門講座では、膨大な合格者データから弾き出されたデータをカリキュラムに反映し、法律知識ゼロから司法試験に必要な力を身に付けることができる量と質を提供しています。この秋からスタートできる講座も多数ございますので、興味がありましたらお気軽にお問い合わせください」。

2023年司法試験合格発表【伊藤塾】の合格実績はこちら

(協力:伊藤塾)


《編集部》

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