浪人生の教育費、月5-10万円が最多…3人に1人は年間100万円以上

 じゅけラボ予備校が実施した、浪人生の塾・予備校費用に関する実態調査によると、浪人生の教育費は「5万円以上10万円未満」が多数を占め、約3人に1人が年間100万円以上支払っていることがわかった。

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 じゅけラボ予備校が実施した、浪人生の塾・予備校費用に関する実態調査によると、浪人生の教育費は「5万円以上10万円未満」が多数を占め、約3人に1人が年間100万円以上支払っていることがわかった。

 調査期間は2023年9月25日から9月27日。調査方法はインターネット。対象は子供が浪人生で塾・予備校に通っている(または、通っていた)保護者300人。

 調査によると、浪人生の月額教育費は「5万円以上7万円未満」が15.7%(47人)、「7万円以上10万円未満」15.7%(47人)と、「5万円以上10万円未満」が多数派という結果になった。多くの予備校や塾の平均的な価格帯がこの範囲にあるようだ。

 続いて、年間の総費用(季節講習や特別講習代含む)では、「100万円以上150万円未満」を支出している保護者がもっとも多く、23.3%(70人)、次に「70万円以上100万円未満」が18.0%(54人)という結果になった。100万円以上支出している浪人生の保護者は合計32.6%となり、約3人に1人が100万円以上の年間教育費を支払っているという実態がわかった。

 また、保護者が適切と感じる浪人生の年間教育費は、「50万円以上70万円未満」が28.6%(44人)、「70万円以上100万円未満」が27.3%(42人)と、あわせて約55.9%の保護者が年間「50万円以上100万円未満」を適切な費用と感じていることが判明した。

 「30万円未満」「30万円以上50万円未満」の価格帯も含めると、まさに80.6%の保護者が100万円未満の教育費を最適だと感じている。

 最適だと感じる教育費と、実際の支出額の最多の価格帯「100万円以上150万円未満」にギャップがあり、多くの浪人生の保護者が今より安い価格帯を求めていることがうかがえる。

《藤本ゆう子》

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