岡山県教育委員会は2023年12月15日、2024年3月中学校等卒業見込者の進路希望状況調査（第1次）の結果を公表した。学校・学科別の志願倍率がもっとも高いのは岡山工業（デザイン）1.85倍、そのほか岡山朝日（普通）1.10倍など。
進路希望状況の第1次調査は、2024年3月に岡山県内の国公私立の中学校などを卒業する見込みの者を対象に12月1日現在の進学希望をまとめたもの。
卒業見込者（中等教育学校前期課程修了見込者を含む）は、前年（2022年）同期比330人減の1万6,909人。このうち進学希望者（中等教育学校の後期課程への進級／就職して進学を希望する者を含む）は、前年同期比321人減の1万6,736人。進学希望率は前年同期比0.1ポイント増の99.0％だった。
進学希望者のうち、県内での進学を希望する者は、県立高校が1万1,643人（69.6％）、市立高校は504人（3.0％）、私立高校は3,232人（19.3％）、中等教育学校（後期課程）179人（1.1％）、津山工業高等専門学校204人（1.2％）、特別支援学校高等部189人（1.1％）。県外の高校等を希望する者は785人（4.7％）。
県立全日制高等学校の募集定員に対する割合は、前年同期比0.02ポイント減の1.08倍。学科別では体育に関する学科がもっとも高く1.31倍。ついで、商業に関する学科1.26倍、国際情報および情報に関する学科1.23倍（国際情報0.95倍、情報1.53倍）と続いた。
倍率が1.5倍以上の高い割合となった学科は計8校12科。倍率の高い順に、岡山工業（デザイン）1.85倍、西大寺（普通・国際情報／くくり募集）1.80倍、岡山工業（建築）1.70倍、水島工業（機械）1.68倍、高松農業（食品科学）1.65倍など。希望者が募集定員に満たない学科は、県立全日制では32校54科1コースあった。
そのほか、おもな学校・学科の希望倍率は、岡山朝日（普通）1.10倍、岡山操山（普通）1.09倍、岡山芳泉（普通）1.08倍、岡山城東（普通）1.42倍、倉敷南（普通）1.08倍、倉敷中央（普通）1.18倍など。
2024年度岡山県立高等学校入学者選抜の日程は、一般入学者選抜（第I期）が2024年2月21日から26日正午まで出願を受け付け、3月7日に学力検査、3月8日に面接・実技を実施、3月18日に合格者を発表する。追検査は3月18日に学力検査と面接を実施し、即日合格発表を行う。
