【2023年重大ニュース・高校生】親世代とは異なる大学入試、女子大に変化の大波

　2023年は、大学入試が徐々に変わっていることが目の当たりとなった1年ではないだろうか。

　定員割れの私立大学が半数以上となった一方、近年人気の高まっている大学は志願者を増やすなど、親世代の「大学入試」とは異なる様相があちらこちらで垣間見えた。特に、女子大の閉学を見据えた募集停止が目立った年となった。閉学に至らないまでも共学化、共学大学への併合の発表が相次ぎ、「女子大」の消滅に拍車がかかったように見える。

　一方で、特に女子への理系教育推進の動きが目立つ年でもあった。

親世代とは異なる「大学入試」

定員割れの私立大53.3％…過去最多を更新 | リセマム

　日本私立学校振興・共済事業団は2023年8月30日、2023年度「私立大学・短期大学等入学志願動向」を公表した。集計した600校のうち、定員割れの大学は前年比37校増の320校。大学全体に占める未充足校の割合は53.3％と、調査開始以降初めて5割を超え、過去最多を更新した。

https://resemom.jp/article/2023/08/31/73620.html続きを読む »

【大学入学共通テスト2024】志願者減少の要因は…旺文社 | リセマム

　2024年度大学入学共通テスト（以下、共通テスト）の確定志願者数が発表されたのを受け、旺文社教育情報センターは2023年12月7日、「共通テスト志願者は6年連続減の49.2万人！」と題した分析を掲載した。現役生の志願者減少の要因には、人口減に加え、年内入試への移行と共通テスト離れをあげている。

https://resemom.jp/article/2023/12/11/74948.html続きを読む »

【大学受験2023】近大、総志願者数20万人越え…10年連続1位 | リセマム

　近畿大学の2023年度（令和5年度）入試における一般入試志願者数が確定した。志願者数はのべ15万2,192人で、過去最多の志願者数だった2022年度と比べて4,979人減少。総志願者数はのべ20万5,275人で2年ぶりの減少となった。

https://resemom.jp/article/2023/03/27/71551.html続きを読む »

【大学入学共通テスト2025】「情報I」必須は国立97％、公立44％ | リセマム

　河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2023年6月14日、2025年度入試情報に「国公立大 共通テスト『情報I』の設定状況」を掲載した。「情報I」の扱いを公表している大学のうち、国立は「必須」が97％を占め、公立は「必須」「他教科との選択」で半々に分かれている。

https://resemom.jp/article/2023/06/14/72557.html続きを読む »

時代の変遷の大波を受ける女子大

恵泉女学園大学、24年度から学生募集停止…閉学を前提 | リセマム

　恵泉女学園は2023年3月22日、2024年度以降の恵泉女学園大学・大学院の学生募集を停止することを発表した。入学者の定員割れが続き、運営が困難になったためだとしている。

https://resemom.jp/article/2023/03/23/71504.html続きを読む »

神戸海星女子学院大、閉学前提に24年度から募集停止 | リセマム

　海星女子学院は2023年4月17日、神戸海星女子学院大学の2024年度以降の学生募集を停止することを発表した。18歳人口の減少や女子の進学志向の変化に伴い、今後入学定員の充足が極めて困難であると判断したためとしている。

https://resemom.jp/article/2023/04/19/71841.html続きを読む »

上智短大、25年度から募集停止…コロナ禍で大幅定員割れ | リセマム

　上智学院は2023年4月19日、上智大学短期大学部の学生募集について、2024年度募集を最後に、2025年度以降停止すると発表した。コロナ禍以降、大幅な定員割れが続く中、今回の結論に至らざるを得なかったという。

https://resemom.jp/article/2023/04/20/71860.html続きを読む »

【大学受験2025】清泉女学院、男女共学化「清泉大」に変更 | リセマム

　長野県長野市にある清泉女学院大学は、2025年4月に全学部全学科を男女共学とし、大学名を「清泉大学」に変更すると発表した。人文社会科学部（情報コミュニケーション学科、文化芸術学科）の新設も計画。短期大学の幼児教育科は、清泉大学短期大学部こども学科に名称が変更となる。

https://resemom.jp/article/2023/12/21/75101.html続きを読む »

学習院女子大、学習院大に統合へ…2026年4月にも | リセマム

　学校法人学習院は2023年7月27日、学習院女子大学を学習院大学に統合することを発表した。最短で2026年（令和8年）4月に統合する計画で、設置認可に向けて準備を進めていくとしている。

https://resemom.jp/article/2023/07/28/73182.html続きを読む »

理系教育推進の方針が顕著に

埼玉県教委と東大生産技術研究所、理科教育の連携協力協定 | リセマム

　埼玉県教育委員会と東京大学生産技術研究所は2022年7月19日、連携協力協定を締結した。理数教育および探究活動の推進を目的に、相互の連携と推進を図る。

https://resemom.jp/article/2022/07/22/67973.html続きを読む »

女子中高生の理系進路選択支援プログラム、10件採択 | リセマム

　科学技術振興機構（JST）は2023年4月19日、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の2023年度（令和5年度）採択機関を発表した。20件の応募のうち、茨城大学や埼玉大学、宮崎大学等10件の機関が選定された。これにより、2023年度の実施期間は21拠点となる。

https://resemom.jp/article/2023/04/21/71885.html続きを読む »

理学部の女子学生増へ、国立10大学が声明…東大や京大 | リセマム

　国立大学法人10大学の理学部は2023年5月25日、ジェンダーバランスの課題に取り組むことを宣言し、声明を発表した。女子学生の比率が著しく低い状況を是正し、属性に関わらず学びを進められる環境を目指す。新たに理学の魅力を伝えるWebサイト「理学ナビ」も立ち上げた。

https://resemom.jp/article/2023/05/26/72268.html続きを読む »

こんな話題も…

東京都、高校授業料を実質無償化…所得制限は撤廃へ | リセマム

　東京都の小池百合子知事は2023年12月5日、高校生の授業料を実質無償化するため、授業料助成制度の所得制限を撤廃する方針を明らかにした。国に先行して、子育て世帯の支援拡充に取り組む考えで、学校給食費の負担軽減にも着手するとしている。

https://resemom.jp/article/2023/12/06/74890.html続きを読む »

中高生の約7割、10年後の日本・世界が不安…ソニー生保意識調査 | リセマム

　ソニー生命保険は2023年7月25日、全国の中高生を対象に、今回で4回目となる「中高生が思い描く将来についての意識調査」を実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。中学生71%、高校生68%が10年後の日本に不安を抱いていることがわかった。

https://resemom.jp/article/2023/07/27/73160.html続きを読む »