中高生の約7割、10年後の日本・世界が不安…ソニー生保意識調査

 ソニー生命保険は2023年7月25日、全国の中高生を対象に、今回で4回目となる「中高生が思い描く将来についての意識調査」を実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。中学生71%、高校生68%が10年後の日本に不安を抱いていることがわかった。

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自身の将来について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているか
  • 自身の将来について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているか
  • 日本や世界の将来について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているか
  • 中高生がイメージする大人

 ソニー生命保険は2023年7月25日、全国の中高生を対象に、今回で4回目となる「中高生が思い描く将来についての意識調査」を実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。中学生71%、高校生68%が10年後の日本に不安を抱いていることがわかった。

 ソニー生命保険は6月8日~14日の7日間、中学生200名と高校生800名を対象に、インターネットにより「中高生が思い描く将来についての意識調査」を実施した。調査は、今回で4回目。7月25日、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。

 1年後、3年後、10年後の自身の将来について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているかを聞いたところ、中学生についてみると、「不安」と「どちらかといえば不安」の合計は、「1年後の自分」36.5%、「3年後の自分」40.5%、「10年後の自分」45.0%となり、中学生の4割半が10年後の自分の姿を思い浮かべた際に、明るい見通しをもてず不安を感じていることが明らかとなった。

 高校生についてみると、「不安」と「どちらかといえば不安」の合計は、「1年後の自分」39.4%、「3年後の自分」44.4%、「10年後の自分」48.6%となり、高校生の4割半が3年後という近い将来に明るい見通しをもてず不安を感じ、約半数は10年後の自身の未来に不安を感じることがわかった。

 また、10年後の日本については、中学生では71%、高校生では68%、世界についても中高生の69%が不安と回答。自分だけでなく、国や世界に対しても悲観的なイメージを抱いていることがうかがえる結果となった。

 いまの「大人」について対照的な2つのイメージを提示し、抱いている印象がどちらに近いか聞いた調査では、中学生の89.5%、高校生の88.5%が「大変そう」と回答。また、中学生の92.0%、高校生の88.0%が「疲れている」と回答した。

 その一方で、2021年の調査結果と比較すると、「楽しそう」は2021年の29.1%から2023年39.8%へ10.7ポイント上昇した。また、「明るい」は7.6ポイント、「尊敬できる」は8.2ポイント上昇し、自身や国の将来に不安はあるものの、いまの大人に対してはポジティブなイメージを抱く高校生が増加していることがわかった。

 調査ではこのほかに、「中高生が将来に不安を抱いていること」「将来の夢」「男女別のなりたい職業」「年齢別目標年収・貯蓄額イメージ」「希望する将来のライフイベント・ライフスタイル」「少子化対策に関する意識」「情報源」「なりたい有名人・キャラクター」などについて、回答をまとめている。

《いろは》

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