文部科学省は2024年1月5日、2024年度入学者選抜における対応について、各国公私立大学へ通知を出した。能登半島地震で被災した受験生に対し、出願手続きや受験日程のほか、各大学の実情に応じて入学金や授業料などを最大限配慮するよう要請した。
通知によると、被災した受験生に対する出願手続きについては、期間内に出願できない者や、出願書類や受験票を焼失した者、通信環境がなく出願が困難な場合などを想定し、出願期間の延長、出願方法や受験当日の手続きなどを弾力化するよう要請。特に被災状況によっては、高等学校などが調査書や卒業証明書などを発行できない可能性や、被災した受験生が同書類を入手できない可能性も想定されるため、出願書類は事後的に提出させるなど柔軟な対応を依頼した。加えて、被災した受験生に対する入学検定料の納入期限の延長や、入学検定料の減免について検討することを求めている。
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