鳥取県教育委員会は2024年1月25日、2024年度（令和6年度）県立高等学校特色入学者選抜の志願状況を発表した。実施2年目となる2024年度の特色入学者選抜の志願倍率は0.96倍。最高倍率は、鳥取西（普通）の2.40倍となった。
2024年度の鳥取県立高等学校特色入学者選抜は、20校41科4コースで実施。このうち、11校22科は県外志願を受け付けた。特色募集人員は894人（前年度比1人増）、募集定員全体に占める比率は22.64％。
特色入学者選抜は、1月24日・25日に出願を受付。締切日同日に発表された志願状況によると、全日制は特色募集人員876人に対して、843人が出願、倍率は0.96倍。前年度（2023年度）より0.13ポイント減となり、1倍を下回った。県内の地区ごとの倍率は、東部0.76倍、中部1.09倍、西部1.13倍。
各学校・学科ごとの倍率をみると、もっとも倍率が高かったのは鳥取西（普通）2.40倍。ついで、米子南（家庭・生活創造 ライフデザイン）2.14倍、境港総合技術（福祉）2.00倍、倉吉総合産業（家庭・生活デザイン）1.87倍、米子南（家庭・生活創造 調理）1.75倍、米子西（普通）1.74倍、境（普通）1.58倍など。
志願者が特色募集人員を下回った学校・学科は13校24科1コースで、前年度より3校3科1コース増加。県外からの出願は、県外生徒受入れ定員90人程度に対し、9校で計44人（前年度比20人増）の出願があった。
定時制は、鳥取緑風1校のみ実施。特色募集人員18人に対し12人が志願し、志願倍率は0.67倍。
今後、特色入学者選抜は、2月1日に面接・口頭試問を志願者全員に実施するほか、学力検査、作文、小論文、プレゼンテーション、実技検査から1つ以上を選択して実施。合格発表は2月8日正午までに中学校長へ通知する。一般入学者選抜は、2月15日～19日に出願を受け付け、3月5日・6日に検査（学力検査は3月5日）、3月11日に追検査、3月14日に合格発表を行う。
