【大学受験2025】東京医科大、学校推薦型と学士選抜を導入

 東京医科大学は2024年5月27日、医学部医学科において、2025年度入学者選抜より「学士選抜」「学校推薦型選抜(英語検定試験利用)」を導入すると発表した。学士選抜は大学の卒業者で医師になることを希望する者、学校推薦型選抜では将来、医師・研究者として海外での活躍を志す者を選抜する。試験日はいずれも11月30日。

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新制度「学士選抜」「学校推薦型選抜(英語検定試験利用)」
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  • 東京医科大学「受験生サイト」

 東京医科大学は2024年5月27日、医学部医学科において、2025年度入学者選抜より「学士選抜」「学校推薦型選抜(英語検定試験利用)」を導入すると発表した。学士選抜は大学の卒業者で医師になることを希望する者、学校推薦型選抜では将来、医師・研究者として海外での活躍を志す者を選抜する。試験日はいずれも11月30日。

 今回発表された医学部医学科の新たな入試区分は、「学士選抜」「学校推薦型選抜(英語検定試験利用)」の2つ。「学士選抜」は、学生のバックグラウンドの多様性を確保し、幅広い視野をもって医療に貢献できる人材を育成することを目的に実施。4年制または6年制大学を卒業(見込みを含む)し、そこで学んだ知識・技能を生かして医師として活躍しようとする意志をもつ者を選抜する。募集人員は2名以内。合格者が募集人員に満たない場合、一般選抜において欠員募集を行う。

 選抜検査は、基礎学力検査(数学、物理、化学、生物)、小論文(日本語の課題1題および英語の課題1題)、面接(マルチプル・ミニ・インタビュー方式)、書類審査。10月21日~11月1日に出願し、11月30日に試験を実施する。出願者数が20名以上となった場合は書類選考を実施し、合格者が試験を受験する。入学検定料6万円。入学者は奨学金として、初年度授業料の290万が免除される。

 「学校推薦型選抜(英語検定試験利用)」は、卒業生の活躍の場を世界に広げ、大学の研究力を強化する目的で実施。将来、医師・研究者として海外で活躍することを志す者を選抜する。入学後は、米国医師国家試験(USMLE)の受験サポートを行う「USMLE受験準備コース」または研究室に所属し、研究の方法論を体系的に学び、学術論文を書くレベルまで科学する「リサーチ・コース」を受講する必要がある。募集人員は3名以内。合格者が募集人員に満たない場合、欠員は一般選抜において募集する。

 選抜方法は、基礎学力検査(数学、物理、化学、生物)、英語検定試験のスコア(出願期間の最終日から2年以内に取得したスコア)、小論文(日本語の課題1題)、面接(個人面接)、書類審査。出願期間は11月4日~15日。試験日11月30日。

 出願要件は、高等学校等を2024年3月に卒業した者または2025年3月卒業見込みの者で、高等学校の調査書全体の評定平均値が4.0以上であること(2025年3月卒業見込みの者については、第3学年第1学期まで)。また、英語検定試験でCEFRのB1以上のスコアをもつ者など。入学検定料は6万円。学校推薦型選抜(一般公募)との併願が可能だが、学校推薦型選抜(県地域枠・全国ブロック別)との併願はできない。県地域枠については認可申請中。

 なお、入試についての詳細は、6月下旬に東京医科大学のWebサイト「受験生サイト」にて公開予定。

《木村 薫》

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