【大学受験2025】聖心女子大、共テ利用方式を導入…旧課程履修者も受験可

 聖心女子大学は、2025年度入学者選抜より一般選抜に「大学入学共通テスト利用方式」を導入すると発表した。外国語を必須とする2教科型で実施し、旧課程履修者に対する経過措置科目として出題される科目も選択可能。

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一般選抜(大学入学共通テスト利用方式)2教科型の概要
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 聖心女子大学は、2025年度入学者選抜より一般選抜に「大学入学共通テスト利用方式」を導入すると発表した。外国語を必須とする2教科型で実施し、旧課程履修者に対する経過措置科目として出題される科目も選択可能。

 聖心女子大学は、2023年3月27日時点で、「2025年度入学者選抜における大学入学共通テスト利用方式の導入について(予告)」を公表。広く受験機会を提供し、外国語と得意な科目の選択によって聖心女子大学にふさわしい多様な入学者を受け入れることを目的に、同大初となる大学入学共通テスト利用方式を導入する。

 募集定員は20名。大学入学共通テストの外国語(英語またはフランス語)を必須とし、国語、地理歴史・公民、数学、理科、情報の選択科目のうち高得点科目の合計点により合否を判定する「2教科型」で実施する。

 今回、追加情報として「旧課程履修者に対する経過措置科目として出題される科目についても選択可能」と発表。経過措置科目として出題される「旧世界史A」「旧世界史B」「旧日本史A」「旧日本史B」「旧地理A」「旧地理B」「旧現代社会」「旧倫理」「旧政治・経済」「旧倫理、旧政治・経済」「旧数学I」「旧数学I・旧数学A」「旧数学II・旧数学B」「旧数学II」「旧簿記・会計」「旧情報関係基礎」「旧情報」についても、選択科目として利用できることとした。

 これにより、既卒生等の旧課程履修者も「大学入学共通テスト利用方式」を利用した受験が可能となる。今後、内容について変更などが生じた場合は、速やかに公表する。詳細は7月ごろ公表予定の「2025年度学生募集要項(一般選抜)」にて確認のこと。

 聖心女子大学は現代教養学部のみを設置し、入学時に学科や学ぶ分野の決定が不要。入学後、多様な学問に触れ、その中から“本当に必要な学問”を選び、組み合わせることによって、学びを深めるカリキュラムを特徴としている。

《畑山望》

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