小学生の過半数、ゲームや動画を毎日利用…半数は1日1時間以上

 新学社は2024年6月6日、「小学生の学習習慣」についての調査結果を発表した。ゲームやYouTubeなどの動画配信サービスを毎日利用する子供が過半数超となり、1日の勉強時間より、ゲームや動画の利用時間の方が多いことが明らかになった。

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小学生の家庭学習に関する調査
  • 小学生の家庭学習に関する調査
  • 家庭での学習習慣は大切
  • 家庭での学習は習慣化できている
  • ゲームや動画配信を見る頻度
  • 理想と現実の家庭学習時間
  • ゲーム・動画サービス利用時間

 新学社は2024年6月6日、「小学生の学習習慣」についての調査結果を発表した。ゲームやYouTubeなどの動画配信サービスを毎日利用する子供が過半数超となり、1日の勉強時間より、ゲームや動画の利用時間の方が多いことが明らかになった。

 新学社は、新たな家庭学習の取組みとなるオンライン自習室「ともがく」を2024年4月より開始した。そのうえで、家庭学習に関する調査を2024年2月16日から19日にかけてインターネットで実施した。回答者は小学生親子500組。

 「家庭での学習習慣は大切」と考える母親は93.8%と9割を超えているが、「学習習慣化できているか」と聞いたところ、「できている」と自信のある回答は3割未満(29.6%)にとどまった。一方で、学習以外の家庭内習慣に目を向けると、ゲームやYouTubeなどの動画配信サービスを毎日利用する子供が過半数(52.8%)を超えている。週5~6日利用の10.4%、週3~4日利用の9.4%をあわせると、7割を超える子供たちが週4日以上利用しており、習慣化していることがうかがえる。

 保護者が「理想」とする1日の家庭学習時間は、「30分~1時間」が最多で52.8%、30分以上学習してほしいと考える保護者は約8割という結果となった。一方、学習時間の「現実」は「30分未満」が半数を占め、理想と現実にはギャップがあることがわかった。

 「ゲーム・動画サービスの利用時間」は、日々30分以上利用している小学生が8割以上という結果になった。その中でも2時間以上利用している小学生が12.0%、1時間以上利用している小学生が37.6%と、半数以上が日々1時間以上利用していることがわかった。

《中川和佳》

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