ベネッセマナビジョンは2024年7月9日、高校3年生・高卒生対象の模試「進研模試 大学入学共通テスト模試・6月」のデータと2024年度入試結果に基づいた「合格可能性判定基準」を公開した。合格可能性80％以上の偏差値は、東京大学の文科三類が89、理科三類が84。
合格可能性判定基準は、進研模試（大学入学共通テスト模試・6月）のデータと2024年度入試結果をあわせて分析したもの。合格可能性をA（80％以上）からE（20％未満）の5段階判定で示し、「国公立大」「私立大」「大学校、短大、専門学校その他」でそれぞれ地区別の一覧にしている。
志望校の共通テストの配点で集計した判定「共テ傾斜」は、共通テストで必要となる学力がどの程度身に付いているか確認できる。各志望校の共通テスト目標点を900点に換算した点数「共テ目標点」は、直前回のデータネットより算出している。
合格可能性80％以上の偏差値をみると、東京大学は文科一類が88、文科二類が86、文科三類が89、理科一類が79、理科二類が78、理科三類が84。
京都大学は、文が84、法が85、経済が85、教育が79、総合人間が81、理が76、工が75、医が82、薬が74、農が73。
私立大学は、総合判定（各大学の入試教科と配点で集計する入試本番と同じ条件の判定）も掲載している。総合判定で合格可能性80％以上の偏差値をみると、慶應義塾大学は、文が81、法が83、総合政策が84、経済が82、商が81、理工が75、環境情報が76、医が81、薬が74、看護医療が70。
早稲田大学は、文が82、文化構想が83、法が82、商が81、教育が79、基幹理工が75、創造理工が74、先進理工が75など。
ベネッセマナビジョンでは、「進研模試 大学入学共通テスト模試・6月」を受験した人は自分の成績と見比べて、受験していない人も傾向として、大学間や学部・学科間の難易度の目安にしてほしいとしている。
