河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2024年8月30日、2025年度(新課程)入試情報に「2025年度英語資格・検定試験利用状況」、小論文・総合問題対策に「2025年度小論文・総合問題の出題概要」を掲載した。国公私立大学の2025年度入試情報を一覧にまとめて紹介している。
「2025年度英語資格・検定試験利用状況」は、2025年度一般選抜において、民間の英語資格・検定試験を利用する大学を一覧にまとめたもの。国公立と私立に分けて、利用大学の情報を集約している。
一覧には、英語資格・検定試験を利用する選抜の入試方式、利用方法、利用対象試験・成績を記載。出願要件として利用する場合は「★」、合否判定に利用する場合に英語資格・検定試験の成績提出が必須の場合は「●」、任意提出の場合は「△」を付けて分類している。
たとえば、兵庫県立大学は国際商経学部国際商経学科のグローバルビジネスコース、経済学・経営学コースにおいて、出願時に提出される英語資格・検定試験結果を外国語の得点に換算。早稲田大学は、文学部、文化構想学部の一般選抜(英語4技能テスト利用方式)において、指定する英語資格・検定試験を出願要件としている。
一方、「2025年度小論文・総合問題の出題概要」は、小論文・総合問題を課す大学のうち、出題概要などが公表されている大学について、河合塾が調べてまとめたもの。一般入試のみを対象とし、国公立大学と私立大学に分けて掲載している。
たとえば、一橋大学のソーシャル・データサイエンス学部ソーシャル・データサイエンス学科(前期日程)の総合問題では、社会において数理的なものの考え方を応用する力、情報技術の活用について自ら試行する姿勢を確認する。法政大学の文学部日本文学科のT日程の小論文では、中上健次「中上健次短編集」を課題図書として出題。受験時に参照する課題図書は、試験当日に大学から提供される。
なお、掲載内容は変更の可能性もあるため、詳細や最新情報は必ず各大学の学生募集要項やWebサイトを確認すること。