情報処理学会（IPSJ）は2025年3月15日、情報処理学会 第87回全国大会の最終日のプログラムとして「IPSJ-ONE」を開催する。情報処理学会の各研究会から推薦された選りすぐりの「若手トップ研究者たち」による研究紹介のほか、特別ゲストとしてヨビノリたくみ氏が登壇。小学生研究者による「IPSJ-ONE KIDS」も同時開催される。イベントようすはYouTubeライブにて配信予定。
IPSJは、3月13日から15日まで、立命館大学 大阪いばらきキャンパスにて「情報処理学会 第87回全国大会」を開催している。15日に開催する「IPSJ-ONE」は、情報処理学会の各研究会から推薦された選りすぐりの若手トップ研究者たちが、自身の最先端の研究を弾丸トークで紹介するイベント。専門分野は、アルゴリズムや通信などの基礎分野から、音楽・ゲームなどのエンターテイメント、AI、IoT、量子コンピュータといった最新テクノロジー、さらには生物学や歴史学などの異分野との融合研究まで、多岐にわたる。
2025年は、総勢16人の研究者たちがスピーカーとして登壇。AIが情報科学の一大分野として急速に発展し、世の中の仕組みを変えつつある中、新しい流れを生み出す情報科学の研究と研究者たちが一堂に会する「場」として、異分野交流による新たなコラボレーションや、中学・高校・大学生が研究者を目指すきっかけとなるような魅力的で刺激的なステージを届ける。
今年は、IPSJ-ONE2025運営委員会の推薦として、YouTubeチャンネル「予備校のノリで学ぶ『大学の数学・物理』」を運営するヨビノリたくみ氏が特別ゲストとして登壇。1,000本を超える動画をアップしてきた経験から、研究者のアウトリーチにも活用できる動画配信の機能やノウハウを伝える。
さらに、IPSJ-ONEの生徒版である「IPSJ-ONE KIDS」も同日開催。「大人でもすごい」ことを「研究」している小学生などの発表を届ける。今回で4年目となる今年の「IPSJ-ONE KIDS」には、3人の児童生徒が登壇。小学生から研究を続けている梶田光さん（高校1年）による「初等整数論の研究とその方法について」、佐々木大河さん（小学2年）による「難病の母とずっと手を握りたい僕の挑戦」、田村茉織さん（小学6年）による「カメムシ博士になるためには？」の3つの発表と、コメンテーターを交えたディスカッションが行われる。
当日のようすはYouTubeライブにて生配信予定。誰でも視聴することができる。
◆情報処理学会 第87回全国大会：IPSJ-ONE KIDS
日時：2025年3月15日（土）15:00～15:20
会場：立命館大学大阪いばらきキャンパス
形式：YouTubeライブにて生配信を予定
◆情報処理学会 第87回全国大会：IPSJ-ONE
日時：2025年3月15日（土）15:30～17:30
会場：立命館大学大阪いばらきキャンパス
形式：YouTubeライブにて生配信を予定
