国際NGOのワールド・ビジョン・ジャパンは、2026年7月28日から8月8日にかけて、小学生親子向けの参加型ワークショップ「ワールド・ビジョン・サマースクール2026」をオンラインおよび東京都内の会場で無料開催する。水汲み体験やバーチャル訪問などを通じ、アフリカ・ケニアの子供たちの暮らしを学び、世界と自分とのつながりを感じながら「自分にできること」を考える力を育む。
同イベントは、日本の子供たちが世界の現状を理解し、国際協力に参加していくことを目的に実施している「グローバル教育」の一環。2026年で21年目を迎え、これまでのべ5,436人が参加した。世界が大きく変化し続ける中、世界の不均衡や社会の仕組みを体験的・体感的に学習。途上国の子供たちの暮らしや、世界が抱えるさまざまな課題に目を向けるきっかけを提供する。
対面プログラムでは、開発教育協会の教材を用いた「世界がもし100人の村だったら」ワークショップや「新・貿易ゲーム」を実施する。また、実際に現地で使われているタンクを使った「水汲み体験」も行う。途上国の子供たちが毎日運ぶ水の重さは平均18kg、道のりは6kmにおよぶという。15年以上サマースクールを担当してきた松本氏は、「水の重さや大変さを感じるだけでなく、当たり前に水を使えることへの気付きにつながる」と語る。過去には、水汲み体験をきっかけに子供たちが自主的に募金活動を始めた例もある。幅広い視点から世界を感じ、友達と対話しながら、ひとりひとりが「どんな世界を願うか」「自分に何ができるか」を考えていく。
Zoomで実施するオンラインイベントでは、ケニアで水事業を担当するスタッフの案内によるバーチャルツアーを通して、現地の家や学校を訪問する。ケニアの子供の1日に密着した映像で、現地の暮らしを疑似体験。電気や水道が整っていない地域では、多くの子供たちが毎日水汲みに時間を費やしており、通学に2時間半かかる子供もいる。現地の子供たちがどのような食事をし、何を楽しみにして毎日を過ごしているのか、「もし自分だったら」と想像しながら、参加者同士で気付きや感想を共有する。クイズや、リアルタイムで現地スタッフに質問できるコーナーも設けられ、活発な学びの場となっている。
対面イベントの会場では、子供が学んでいる時間に、保護者向けのプログラムを同時開催する。子供が学ぶプログラムの紹介や、自由研究・事後学習への活用方法の紹介、これまでのサマースクール参加者や保護者の体験談などを通して、家庭での学びの広がりを支える内容となっている。
2025年の開催時には782名が参加し、97%が「楽しかった」と回答した。参加者からは、「きれいな水が使えるのは当たり前じゃないと気付きました」(小学3年生)、「世界の子どもたちのことをたくさん知りたい」(小学4年生)といった声が寄せられた。また、保護者からは「子供の真剣な表情が見られてよかったです」「親子で世界のことを考える良い機会になりました」などの感想があったという。
参加者には、学びや気付きをまとめられる「自由研究シート」が全員にプレゼントされる。同イベントは文部科学省などが後援している。
◆ワールド・ビジョン・サマースクール2026
日時:
【オンライン】2026年7月28日(火)
【対面】2026年7月31日(金)、8月1日(土)、8月6日(木)、7日(金)、8日(土)
※低学年対象(8月1日、7日、8日)、高学年対象(7月31日、8月6日)は、それぞれ同プログラム
会場:
【オンライン】Zoom
【対面】
・中野坂上ハーモニーホール(東京都中野区本町1-32-2東京都中野区本町1-32-2)※7月31日、8月1日
・LMJ 東京研修センター(東京都文京区本郷1丁目11-14 小倉ビル5F)※8月6日~8日
対象:小学校1~6年生と保護者
締切:
【対面】2026年7月6日(月)
【オンライン】2026年7月21日(火)
参加費:無料
申込方法:ワールド・ビジョン・ジャパンのWebサイトより申し込む

