「農学系」1位は…学部系統別実就職率ランキング

 大学通信が2022年末から公開している「2022年学部系統別実就職率ランキング」。今回取り上げる「農学系」では、3位に茨城大・農学部、4位に徳島大・生物資源産業学部、5位に龍谷大・農学部がランクイン。1位、2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

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2022年学部系統別実就職率ランキング【農学系】1~15位
  • 2022年学部系統別実就職率ランキング【農学系】1~15位
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 大学通信が2022年末から公開している「2022年学部系統別実就職率ランキング」。今回取り上げる「農学系」では、3位に茨城大・農学部、4位に徳島大・生物資源産業学部、5位に龍谷大・農学部がランクイン。1位、2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大等を除く全国743大学を対象に今春の就職状況を調査。558大学から得た回答(2022年8月15日現在)を基に、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いた。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。

 3位は実就職率95.6%の茨城大・農学部。農業産出額全国3位(2021年)という茨城県の特性を生かし、自治体や企業、農家と連携した講義や実習を展開。隣接する「附属国際フィールド農学センター」でも農学実習を行う。生命科学や食品の加工、流通、安全性に関する知識・技能を修得し、さまざまな食料問題を解決するための力を身に付ける「食生命科学科」と、食や農に関する生産から販売までの知識・技能を修得し、地域産業振興に貢献する力を養う「地域総合農学科」を設置。国際インターンシップ等、海外で活躍できる農業人の育成にも力を入れている。

 4位の徳島大・生物資源産業学部は実就職率95.5%。5位の龍谷大・農学部は実就職率95.3%。

 龍谷大・農学部は、2023年4月に現在の「植物生命科学科」から「生命科学科」へ、「資源生物科学科」から「農学科」へと学科名称を変更予定。「食」と「農」の2つの視点からそれぞれの役割や意義を学び、各領域が抱えている問題を「食の循環」のつながりの中で捉え、課題を解決する方法を追究する。生産から消費に至る複雑な過程をそれぞれの専門分野で深く学び、さらにそれらを統合して食と農に関わる多様な課題を解決できる人材の育成に力を入れている。

 「農学系」は、トップ10に国立大学が6大学ランクイン。農業産出額ランキング上位の地域や地方大の躍進が目立つ結果となった。大学通信のWebサイトでは、ランキング全体の順位等を紹介している。

2022年実就職率ランキング「農学系」1位は?

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《畑山望》

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