栄光、英語教育市場の拡大を見据えシェーン英会話教室を傘下に

 首都圏を中心に学習塾「栄光ゼミナール」を展開する栄光は11月19日、シェーン英会話スクールの運営会社4社の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

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 首都圏を中心に学習塾「栄光ゼミナール」を展開する栄光は11月19日、シェーン英会話スクールの運営会社4社の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

 対象となるのは、シェーンコーポレーションジャパン、シェーンコーポレーション北関東、シェーンコーポレーション東関東、シェーンコーポレーション南関東の4社。1970年代から英会話スクール事業を始め、首都圏を中心に直営およびフランチャイズにより約200の教室を展開しており、生徒数は約2万人に上るという。

 栄光では、来年から実施される小学校での英語教育の必修化や、平成25年度の高校英語授業のオールイングリッシュ化、さらには企業の社内公用語の英語化の動きを受け大学生や社会人の需要など、今後ますますニーズが増えると予想される英会話教育事業を傘下に置き、市場の拡大をはかりたい考えだ。

 また、シェーン英会話教室の所在地と栄光の学習塾所在地が多く重複することや、シェーン英会話教室の受講生の約40%が中学生以下であることから、両事業の効率化や、講師の相互派遣による事業展開などさまざまなメリットを見越しているという。
《田崎 恭子》

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