慶應義塾大学は1月31日、文部科学省選定GP「科学的思考力を育む文系学生の実験の開発」のホームページを開設した。 文部科学省では、教育の質向上に向けた大学教育改革のための取り組みに対し、財政的なサポートや情報提供を行う各種のGP(Good Practice)プログラムを実施している。平成21年度からは「大学教育・学生支援事業」のテーマA「大学教育推進プログラム」において、独立行政法人日本学術振興会が運営する「大学教育等推進事業委員会」が審査・評価にあたっている。 同事業の平成22年度プログラムに採択された慶大の「科学的思考力を育む文系学生の実験の開発」と題した取組では、文系学生が実験や実習を通じ、総合的な科学的思考力を育成するためのプログラムを開発していくという。さらに、実験等により得られた理論を、根拠と結論をしっかり文章と口頭で表現できる学生を育成することも目的だという。 同プログラムのホームページでは、生物学や科学、物理学などのさまざまな実験を紹介するとともに、解説テキストや動画などの関連資料も公開している。 また、このブログラムをテーマとした自然科学教育シンポジウムの開催も予定している。詳細はホームページを参照のこと。◆大学教育推進プログラム 自然科学教育シンポジウム(第1回)日時:3月17日(木) 12:50〜17:20場所:慶應義塾大学日吉キャンパス、来往舎1階シンポジウムスペース内容:科学的思考力を育む文系学生の実験の開発 -いま学生に何が求められているのか-参加費:無料