ミネラル分の多いミネラルウォーターは、赤ちゃんの内臓に負担をかける可能性があることから、放射性物質により水道水の利用に心配のある地域では、水の選び方の情報を求める声もあがっている。 明治乳業は3月24日、妊娠・出産・育児に関する情報サイト「ほほえみクラブ」において、「弊社粉ミルクの調乳に使用する水(お湯)について」を掲載した。 それによると、同社の粉ミルクは国内の水道水で溶いたときに母乳にできるだけ近くなるようにつくられており、それだけで赤ちゃんの成長に必要なミネラルは十分摂取できるように設計されていることから、水道水が使用できない場合は「カルシウム、マグネシウム等の無機塩類(ミネラル)の少ない市販水」を選んでほしいという。 調乳に使うミネラルウォーターのpHおよびミネラルの目安は下記のとおりで、ミネラルがわからない場合は、「硬度120以下、できれば60以下」を目安に選ぶとよいという。 pH:6~8 Mg(マグネシウム):30mg/L以下 Na(ナトリウム):42mg/L以下 Ca(カルシウム):285mg/L以下 K(カリウム):367mg/L以下 なお、水道水が問題なく使用できる場合は、水道水を使用するようにとしている。