日本の高校生、インテル国際学生科学フェアで部門優秀賞

 5月8日~13日にカリフォルニア州ロサンゼルスで開催された2011年インテル国際学生科学フェア「Intel ISEF」で、日本の代表チームが発表した2つのプロジェクトが部門優秀賞を受賞した。

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千葉県立千葉高等学校2年の田中里桜さん
  • 千葉県立千葉高等学校2年の田中里桜さん
  • 鹿児島県立錦江湾高等学校3年の川添信忠さん、前畑大樹さん、叶瑠至亜さん
 5月8日~13日にカリフォルニア州ロサンゼルスで開催された2011年インテル国際学生科学フェア「Intel International Science and Engineering Fair 2011」(Intel ISEF)で、日本の代表チームが発表した2つのプロジェクトが部門優秀賞を受賞した。

 受賞したのはいずれも「地球科学部門」の部門優秀賞で、千葉県立千葉高等学校2年の田中里桜(たなかりおう)さん「有孔虫による堆積古環境の推定」が3位、鹿児島県立錦江湾高等学校3年の川添信忠(かわぞえのぶただ)さん、前畑大樹(まえはたたいき)さん、叶瑠至亜(かないるしあ)さん「桜島の噴火に伴う火山雷の発生メカニズムの解明を目指して」が4位に輝いた。

 田中里桜さんは「優秀賞を頂けて本当に嬉しいです。まずは今までお世話になった方々に感謝しています」、川添信忠さんは「受賞できるとは思っていなかったので、とても嬉しいです」、前畑大樹さんは「名前を呼ばれ、檀上に上がってはじめて受賞を実感することができました」、叶瑠至亜さんは「自分達の力を出し切って賞につながり感動しました」と、受賞の喜びを語った。

 さらに田中さんはアメリカ地質研究所賞1位を受賞、川添さん、前畑さん、叶さんは佳作としてアメリカ気象学会賞に入選した。

 Intel ISEFは高校生を対象とした、インテルがメインスポンサーを務める世界最大の科学コンクール。2011年度は世界65の国と地域から選抜された1,500人以上の生徒が参加し、数百人の審査員に対して研究内容を発表。審査員は、専門分野で6年以上の研究歴をもつ研究者や博士号取得者などがボランティアとして参加した。

 予備選考には、世界で約700万人の高校生が挑戦。日本国内の予備選考にあたるジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ(朝日新聞社 主催)の科学技術コンテストと日本学生科学賞(読売新聞社 主催)では、併せて927作品の応募があり、ジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジの科学技術コンテスト優秀者6名(個人参加1名、グループ参加2組の3プロジェクト)と、日本学生科学賞の優秀者5名(個人参加2名、グループ参加1組の3プロジェクト)の合計11名6プロジェクトがIntel ISEFに参加した。
《田村麻里子》

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