全国学校図書館協議会（JSLA）は6月16日、第44回夏休みの本「緑陰図書」のリストをホームページに公開した。 JSLAは、全国的な視野に立って学校図書館の充実発展と青少年の読書の振興を図る社団法人。学校図書館向け資料の選定や読書推進に関する調査研究、読書に関する各種コンクールなどの活動を行っている。 夏休みの本「緑陰図書」は、夏休みの間に読書に親しみ、多くの読書をするためにJSLAが毎年選んでいる書籍や絵本。長期の休みにこそ読める長編、気軽に読める短編、夏の季節感を味わえる図書などを、小学校の低・中・高学年、中学校、高等学校のグレードごとに各8冊、計40冊を毎年選定して紹介している。 今年の一覧は以下のとおり。◆第44回夏休みの本「緑陰図書」リスト【小学校低学年向け】 「うがいライオン」ねじめ正一：作／長谷川義史：絵／鈴木出版 「こぞうさんとりゅうのたま」はせがわかこ：ぶん・え／大日本図書 「ひゅーどろどろかべにゅうどう」角野栄子：作／はたこうしろう：絵／小峰書店 「なきむしなっちゃん」そうまこうへい：作／かとうあやこ：絵／講談社 「アデレード：そらとぶカンガルーのおはなし」トミー・ウンゲラー：作／池内紀：訳／ほるぷ出版 「ピンクのれいぞうこ」ティム・イーガン：作・絵／まえざわあきえ：訳／ひさかたチャイルド 「ふしぎなまちのかおさがし」阪東勲：写真・文／岩崎書店 「とりになったきょうりゅうのはなし」大島英太郎：さく／福音館書店【小学校中学年向け】 「かばた医院のひみつ」中島和子：作／秋里信子：絵／金の星社 「アヤカシ薬局閉店セール」伊藤充子：作／いづのかじ：絵／偕成社 「あけもどろの空：ちびっこヨキの沖縄戦」高柳杉子：著／子どもの未来社 「マグナス・マクシマス、なんでもはかります」キャスリーン・T・ペリー：文／S.D.シンドラー：絵／福本友美子：訳／光村教育図書 「だいすきだよ、オルヤンおじいちゃん」カミラ・ボルイストレム：作／石井登志子：訳／千葉史子：絵／徳間書店 「ジジのエジプト旅行」ラッシェル・オスファテール：作／ダニエル遠藤みのり：訳／風川恭子：絵／文研出版 「イルカ」水口博也：文・写真／アリス館 「笑顔大好き地球の子」田沼武能：写真・文／新日本出版社【小学校高学年向け】 「アンモナイトの森で：少女チヨとヒグマの物語」市川洋介：作／水野ぷりん：絵／学研教育出版 「ヘヴンリープレイス」濱野京子：作／猫野ぺすか：絵／ポプラ社 「モーツァルトはおことわり」マイケル・モーパーゴ：作／マイケル・フォアマン：絵 ／さくまゆみこ：訳／岩崎書店 「11をさがして」パトリシア・ライリー・ギフ：作／岡本さゆり：訳／佐竹美保：絵／文研出版 「片腕のキャッチ」M・J・アウク：作／日当陽子：訳／フレーベル館 「どうしてアフリカ？どうして図書館？」さくまゆみこ：著／沢田としき：絵／あかね書房 「小惑星探査機『はやぶさ』宇宙の旅」渡辺勝巳：監修／佐藤真澄：著／汐文社 「フィボナッチ：自然の中にかくれた数を見つけた人」ジョセフ・ダグニーズ：文／ジョン・オブライエン：絵／渋谷弘子：訳／さ・え・ら書房【中学生向け】 「『希望』という名の船にのって」森下一仁：著／きたむらさとし：画／ゴブリン書房 「幸せの器」おぎぜんた：作／坂田泉：絵／偕成社 「約束：『無言館』への坂をのぼって」窪島誠一郎：作／かせりょう：絵／アリス館 「消えたヴァイオリン」スザンヌ・ダンラップ：著／西本かおる：訳／小学館 「チョッキー」ジョン・ウインダム：著／金利光：訳／あすなろ書房 「甲子園がくれた命」中村計：著／講談社 「形と曲面のひみつ」瀬山士郎：著／さ・え・ら書房 「紅茶が動かした世界の話」千野境子：著／国土社【高校生向け】 「つるかめ助産院」小川糸：著／集英社 「下町ロケット」池井戸潤：著／小学館 「白い河：風聞・田中正造」立松和平：著／東京書籍 「大草原のちいさなオオカミ」姜戎：作／唐亜明・関野喜久子：訳／講談社 「奇跡の夢ノート」石黒由美子：著／日本放送出版協会 「サッカーボールの音が聞こえる：ブラインドサッカー・ストーリー」平山讓：著／新潮社 「風をつかまえた少年：14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった」ウィリアム・カムクワンバ：著／ブライアン・ミーラー：著／田口俊樹：訳／池上彰：解説／文藝春秋 「ファーブルが観た夢：地球生命の不思議な迷宮」森昭彦：著／ソフトバンク クリエイティブ
