企業主催セミナーに参加しない就活生、「行きたいセミナーがない」41.0%

 マイナビは3月9日、2013年卒業予定の学生を対象とした「2013年卒マイナビ学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を発表した。個別企業セミナーへの参加は、前年同月比で前半11.6pt増の78.7%、後半6.5pt増の80.2%が参加。

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当該期間に「エントリーした」人の割合
  • 当該期間に「エントリーした」人の割合
  • 合同企業説明会、個別企業セミナーの参加者数、エントリーシート提出社数
  • 企業セミナーへの参加の有無(2月末まで)
  • 参加していない理由
  • OB・OG訪問の経験
  • Facebook等のソーシャルメディア・SNSを使い、OG・OB訪問を行うことについてどう思うか
 マイナビは3月9日、2013年卒業予定の学生を対象とした「2013年卒マイナビ学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を発表した。

 同調査は、2013年卒業予定の全国の大学3年生および大学院1年生のモニター4,017名を対象にWeb上のアンケートフォームで実施。回答数は1,282名(文系男子282名、理系男子363名、文系女子290名、理系女子347名)。調査時期は2月24日〜29日。今シーズンは学生の就職活動が2ヶ月後ろ倒しの12月1日からとなったため、2013年卒学生を対象としたモニター調査は昨年12月の結果から発表し、今回が3回目となる。

 調査の概要によると、企業にエントリーした割合は、12月から3ヶ月連続で前年を上回っている。業界・企業・仕事研究や自己分析も進んできており、個別企業セミナーや1次面接への参加なども活発に行われている。個別企業セミナーへの参加は、前年同月比で前半11.6pt増の78.7%、後半6.5pt増の80.2%が参加、また1月の調査で伸び悩んでいたエントリーシートの提出も進んでいるようだという。

 2月末までに企業が主催するセミナーに参加した割合は86.3%。前年比では1.6pt減少したが、大半の学生が企業セミナーに足を運んでいることが伺える。また、大学や就職情報会社主催の合同企業説明会への参加は、前年比4.7pt増の85.6%となり、合同企業説明会を利用している学生が増えていることがわかった。

 これまで企業主催のセミナーに参加していない学生にその理由について尋ねた設問では、「行きたい企業セミナーがない」が41.0%ともっとも多く、「学業が忙しい」が37.0%、「スケジュールが集中して予定が合わない」が30.1%となった。なお、「就職活動の準備が不十分なので行きづらい」と回答した文系女子が21.9%と2割を超えた。

 OB・OG訪問の経験を「した」学生は、前年比2.0pt減の18.3%となった。特に理系学生の経験者が少なく、理系女子では11.8%に留まった。また、Facebookなどのソーシャルメディア・SNSを使い、OB・OG訪問を行うことについてどう思うか尋ねた設問では、「抵抗があるので、できれば活用したくない」が34.0%ともっとも多かった。活用に積極的な学生からは、「使えるものは使えばいいと思う」「手軽にできるから」などの意見が多かったのに対し、活用したくない学生では「プライベートで使いたいので」「Web上の個人情報を辿られたくない」「使い方がよくわからない」などの意見が挙げられた。
《前田 有香》

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