リクルート進学総研は7月3日、高校生価値意識調査2012を発表した。4割弱の高校生がスマートフォンを所有し、所有率は昨年の2.6倍に増加している。利用が固定化されているパソコンに対し、携帯電話・スマートフォンは、起床後すぐから布団に入るまで一日中利用されているという。 同調査は、高校生の将来イメージや進路選択に対する価値意識を把握するためのもので、2012年4月13日~4月20日に1,239人の高校生を対象にインターネットによる調査を実施した。 高校生が自分専用のものとして所有しているデジタル機器は、第1位は携帯電話(67.2%)、第2位はスマートフォン(36.5%)、第3位はノート型パソコン(34.5%)で、パソコンを抜いてスマートフォンが第2位となっている。 デジタル機器の利用目的について、「調べもの・情報収集」および「コミュニティサイトへの参加」は、パソコン、携帯電話・スマートフォン両方で利用されている。昨年と比較すると、携帯電話・スマートフォンでは「コミュニティサイトへの参加」が増加(+14.0%)。パソコンでは「映像鑑賞・視聴」が増加(+17.0%)している。 コミュニティサイトは、パソコンでも携帯・スマートフォンでも、全4割の高校生がほぼ毎日利用している。昨年と比較すると、パソコンでも携帯電話・スマートフォンでも、「コミュニティサイトへの参加」は倍増(パソコン+3.4%、携帯電話・スマートフォン+13.2%)している。コミュニティサイトは、77%の高校生が利用しており、昨年と比較すると、15.7%増加している。 利用しているコミュニティサイトについて、半数以上の高校生がTwitterを利用しており、昨年と比較すると、16.2%利用率が上昇している。コミュニティサイトは、友人・知人とのコミュニケーションツールとして」の利用が67%を占める。 多くの高校生にとってデジタル機器は日常欠かせないものとなっている状況が明らかとなった。