夏休みに海外で注意すべき感染症と予防策…厚労省まとめ

 厚生労働省は7月9日、2012年夏休み期間中における海外での感染症予防について公表した。海外で感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要だという。

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蚊が媒介する感染症予防の合言葉
  • 蚊が媒介する感染症予防の合言葉
  • 感染予防啓発リーフレット
  • 狂犬病予防のための合言葉
  • 感染予防啓発リーフレット
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  • 海外で注意しなければいけない感染症
 厚生労働省は7月9日、2012年夏休み期間中における海外での感染症予防について公表した。海外で感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要だという。

 夏休み期間中は、海外旅行者が多い時期。海外滞在中に感染症にかかることなく、安全で快適に旅行し、帰国することができるよう、海外で注意すべき感染症およびその予防対策について次のようにまとめている。

 「蚊やダニなどが媒介する感染症」について、蚊を媒介した感染症が世界的に多く報告されており、特に熱帯・亜熱帯地域では「マラリア」「デング熱」「チクングニア熱」などに気をつけよう。蚊に刺されたり、ダニに咬まれることなどによる感染症を防止するためにも、野外活動の際には、長袖、長ズボンを着用する、素足でのサンダル履き等は避ける、虫よけローションを使用するなど留意する必要がある。

 「動物からうつる感染症」について、人に重篤な症状を起こす感染症として「鳥インフルエンザ」「狂犬病」「エボラ出血熱」「マールブルグ病」がある。野生動物はどのような病原体を持っているかわからないことが多く、重篤な感染症の病原体を持っている可能性もあるので、海外では、むやみに動物に触れることはやめよう。

 「諸外国での感染に注意すべき感染症」について、麻しんとポリオは流行地での感染に注意する必要がある。感染予防としては、予防接種が有効だ。

 そのほか、手洗いの徹底や、生水や生もの、氷の摂取に気をつけるように注意を呼びかけている。また、出発前に渡航先の感染症の流行状況等に関する情報を入手しておくことが大切だという。
《工藤めぐみ》

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