国立天文台、2014年暦要項を発表…10/8に皆既月食

 国立天文台は2月1日、「平成26年(2014)暦要項」を発表した。国民の祝日のほか、東京の日出入、日食、月食などの予報が紹介されている。皆既月食は4月15日と10月8日にあり、10月8日の皆既月食は日本全国で観察できるという。

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2014年の国民の祝日
  • 2014年の国民の祝日
  • 国立天文台「平成26年(2014)暦要項」
  • 国立天文台 天文情報センター 暦計算室
 国立天文台は2月1日、「平成26年(2014)暦要項」を発表した。国民の祝日のほか、東京の日出入、日食、月食などの予報が紹介されている。皆既月食は4月15日と10月8日にあり、10月8日の皆既月食は日本全国で観察できるという。

 国立天文台は、国際的に採用されている基準暦に基づいて、太陽・月・惑星の視位置などを推算して「暦象年表」を発行している。ここから主要な項目を抜粋したものを「暦要項」として、毎年2月の最初の官報で翌年の暦要項を発表している。暦要項には、国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入、日食・月食などが掲載されている。

 2014年の国民の祝日は計15日あり、春分の日は3月21日、秋分の日は9月23日となる。ゴールデンウィークの連休は、5月3日(土)~6日(火・振り替え休日)までの4連休。

 日食や月食などの天文事象は、日食が2回と月食が2回ある。日食は、4月29日に南極で金環日食、10月24日にシベリア東部から北米で部分日食が観測できる(日本ではどちらも観測できない)。

 月食は、4月15日に皆既月食があるが、日本では皆既月食を見ることができず、東日本および西日本の一部では、月が欠けた状態で昇る月出帯食となり、月の出後まもなく食が終わってしまう。10月8日には皆既月食があり、日本では全国で見ることができる。ただし、石垣島以西では月出帯食となるという。
《工藤めぐみ》

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