豊田大谷高校、デジタル学習で成績が1割向上…教師の負担軽減も

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事前テストと事後テストの結果
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  • 紙とデジタル、どちらがよいか?
 愛知県豊田市の豊田大谷高校が2012年11月にiPadを使ったデジタル学習の効果測定を目的とした実証研究を行った結果、2週間で成績が10%向上したことが明らかになった。

 同実証研究は、デジタル教材を使った学習の効果測定を目的に実施。教材は、ベネッセコーポレーションが開発したデジタル学び直し教材「でじたるマナトレ」で、WebアプリとしてiPadを通じて提供した。

 豊田大谷高校の2年生24名は、数学の計算問題として「でじたるマナトレ」を学校での朝学習時に1日10分実施。生徒は毎日テスト形式の問題に取り組み、間違った問題は動画解説で復習し、正解するまで取り組んだ。教師はiPadで生徒の取組状況を確認し、つまずき箇所への個別対応を行った。

 同一問題でのテストを学習前と2週間の学習後に実施したところ、学習前は平均77%の正答率に対し、学習後は87%に上がり、約1割の成績向上が見られた。また成績をもっとも伸ばした生徒は、正答率を55%から88%に伸ばしたという。

 紙とデジタルのどちらがよいか生徒の事後アンケートで尋ねたところ、「デジタル」57%、「どちらでもよい」30%、「紙」13%とデジタルが圧倒的に多かった。「自動ですぐ採点してくれるのが良い」「新鮮で楽しく取り組めた」などの意見が寄せられた。

 また、教師にとって、結果が自動で採点され、取組状況の一覧を瞬時に確認できるため、大幅な負荷削減となった。結果として机間巡視が増えるなど生徒と直接コミュニケーションをとる時間が増えたという。
《工藤めぐみ》

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