【NEE2013】PC・カメラ・タブレットを電子黒板で手軽に連携

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書画カメラの画像を使い、問題を作成したところ
  • 書画カメラの画像を使い、問題を作成したところ
  • 電子黒板、PC、大型テレビ、デジタル顕微鏡、メディアプレーヤーなどが用意された教室。生徒の机にはタブレット
  • 生徒のタブレット画面を分割表示
  • 手元のPCには書画カメラが接続されている
  • 黒板上の投影画面の右にあるのが、各機器や機能を操作するマグネットシート。ボタンは目的に応じて組合せ可能だ
 DVDプレーヤー、デジタル教科書・教材、書画カメラ(実物投影機)、パソコン、タブレット、そして電子黒板。気が付くと教室で使えるデジタル機器の種類は多岐にわたっている。いろいろな授業ツールや手段が増えることは、デジタルだろうとアナログだろうと基本的には歓迎すべきことだが、管理が煩雑になる可能性がある。

 それぞれを個別に使うのであれば問題はないかもしれないが、「自分が作成したスライドやデジタル教科書を組み合わせて授業をしたい」「書画カメラを急に使いたくなった」「授業をしながら、他でも使えそうなよい資料が作成できた」といったとき、各機器が個別に動いている状態では、接続、切り替え、保存がうまくいかないかもしれない。

 New Education Expo 2013(NEE)でシービーエヌ(CBN)は、このような状況に対応するため、教室内のさまざまな機器とシステムを連携させるシステムのデモを行っている。ブースに再現された教室には、PC、電子黒板のハードウェア、書画カメラ、AV機器、モバイル端末などはどれも特殊なものではなく、さまざまなメーカーのものが並ぶ。そしてシステムの核となるのは、これらを統合的なインターフェイスで管理する電子黒板アプリケーションだ。システムの制御はマグネットシート式の操作パッドをもつ電子黒板で行われていたが、他の方式の電子黒板にも対応する。

 多くの電子黒板では、システムに初めから組み込まれているか、アプリケーションが対応する機器しか利用できないが、このシステムでは、たとえば、電子黒板の制御用PCと、デジタル顕微鏡につながったPCや書画カメラ、DVDプレーヤーの操作や表示切替などが、電子黒板の操作パッド(デモではマグネットシート式)で可能となる。操作パッドのボタンは、教室内の機器構成に応じて組み替えが可能となっている。Wi-Fi経由でタブレット(現状はWindows端末に対応)との通信もでき、コンテンツの配信や端末からの回収機能も用意されている。タブレットは40台まで同時接続の実績があるという。

 全体を統合管理するなら、最初からすべての入出力処理に対応し、オプション機器も豊富で、タブレット管理もできる「全部入り」の電子黒板があればいいのかもしれないが、それはかなり大掛かりなシステムになってしまう。このシステムの特徴は、電子黒板もPCもタブレットもひとつのLAN上の機器として接続する構成となっているので、機器の種類はLANに接続可能であれば任意の組合せや既存のものの流用が可能である点にある。

 このシステムでは、教室内に、LANネットワークを構築し、そこに、電子黒板やPCなどの機器を接続する。そして、教材やコンテンツによってそれぞれがサーバーとなりクライアントとなるような構成で、教室全体の機器をネットワーク管理する。こうすることで、接続と操作体系を統一することができる。この機器はこちらのPCにつなぐ、これを再生するときはこの機器を操作する、映像を切り替えるためにはこのスイッチャーをつなぐ必要がある、といった機器ごとの対応が大幅に緩和される。

 このようなシステムの出現を機に、電子黒板や関連機器の共通プラットフォームとなるような規格、あるいは電子黒板をプラットフォームとして、機器マーケットのオープン化の動きが今後でてくるかもしれない。
《中尾真二》

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