さかなクンやカリスマ講師が解説、夏休みの自由研究・読書感想文…ドラゼミ

 小学館集英社プロダクションの通信講座「ドラゼミ」は、4月から小学生を対象に映像授業による通信講座を開設している。「テレビドラゼミ」というこの講座は、ドラゼミの教材を使った授業の映像をPCやタブレット、テレビ向けに配信するというものだ。

教育ICT その他
テレビドラゼミと夏休みの課題対策映像について語る桜木氏(左)と神戸氏(右)
  • テレビドラゼミと夏休みの課題対策映像について語る桜木氏(左)と神戸氏(右)
  • 理科自由研究向けの特別映像に登場するさかなクン
  • エデュケーション事業部 通信教育事業部 次長(デジタルメディア戦略室) 神戸明花氏
  • エデュケーション事業部 通信教育事業部 教育課 課長 桜木和美氏
  • テレビドラゼミによる電子黒板を使った授業映像(国語)
  • 図形問題は映像ならではの解説
  • 水口先生による理科の授業
  • 小澤先生による社会の授業
◆これだけ理科・社会ノート

 最後は、ドラゼミ入会時に配布される「これだけ理科ノート」と「これだけ社会ノート」の全単元(3学年~6学年まで各1年分)から要点をピックアップした授業の映像である。理科の授業を担当するのは浜学園の水口先生、社会は浜学園の小澤先生だ。なお、このうち社会の授業は「これだけ社会ノート」をテキストとして併用する内容になるそうだ。

 テレビドラゼミは、ドラゼミの小学生コースの会員を対象に、今年の4月にスタートした講座だが、会員はどのように活用しているのだろうか。

 桜木氏は、「もともと、テレビドラゼミはリビングで親子が一緒に学習できる環境を、と考えて始めたものです。」と、その目的を話す。

 パソコンのセットアップなどをハードルに感じるケースもあるそうだが、基本はブラウザを開いてログインするだけなので、YouTubeなど動画配信サービスを利用している方なら設定が面倒ということはないだろう。なにより、PCを使ったり映像による勉強は、自発的な興味や勉強のきっかけになるという。さらに、親が子どもと一緒に「授業」を受けることにより、映像から親が教え方のコツを学ぶことができるという声もあるそうだ。

 子どもたちが授業に引き込まれる理由は、なにも映像だからというだけではない。「やはり授業そのものの内容が面白からだと思います。浜学園では、小学生向けの塾でありながら、授業評価アンケートを実施して、教壇に立てる先生を決めているそうで、どの先生もドラゼミの内容に合わせて工夫をしてくれています。」と神戸氏は、その理由を説明する。

 ドラゼミの通信講座は、学習指導要領の1年分を数か月先行するように、また、応用力をつけてもらうため、あえて教科書に載っていない内容を盛り込んだり、問題にも工夫が凝らされている。テレビドラゼミの講師陣は、そのようなカスタマイズ教材の特徴や機能を生かした授業を実施するスキルを持っているということだろう。

◆ドラゼミ夏季特別映像
1.自由研究応援団:7月20日~10月20日
2.読書感想文&絵日記の“書き方講座”:7月20日~10月20日
3.これだけ理科・社会ノート講義映像:(第1弾)7月20日~10月20日、(第2弾)8月10日~10月20日
 キャンペーン対象:小学生コース7~9月号入会者
 ※7~8月号入会者にはこのほか「ドラえもんタイマー」「計算プリント」も贈られる
《中尾真二》

中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。エレクトロニクス、コンピュータの専門知識を活かし、セキュリティ、オートモーティブ、教育関係と幅広いメディアで取材・執筆活動を展開。ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から使っている。

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