小中学生対象「72時間サバイバルキャンプ」災害直後を生き抜く力を育成

 72時間サバイバル教育協会は、小中学生を対象とした「72時間サバイバルキャンプ」を11月2日から4日までの3日間、スノーピーク箕面キャンプフィールド(大阪府箕面市)にて開催した。

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72時間サバイバルキャンプ
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 72時間サバイバル教育協会は、小中学生を対象とした「72時間サバイバルキャンプ」を11月2日から4日までの3日間、スノーピーク箕面キャンプフィールド(大阪府箕面市)にて開催した。同キャンプは、災害発生後、生存率が急速に下がるとされる72時間を生き抜く力を養うことを目的としている。

 現在の防災教育は、避難を擬似体験し、一時避難場所へ移動する「避難訓練」にとどまっているが、東日本大震災のような大規模災害の場合、行政などの組織的救助・支援が遅れ、一時避難した後も避難者自身の力で生き抜く必要があるという。

 今回の「72時間サバイバルキャンプ」には、多数の子どもたちが参加。インストラクターのアドバイスを受けながら、雨や風のしのぎ方から暖や食事を取るための火起こしの仕方、けがをした時の応急処置などの「サバイバルスキル」を子どもたち自身で実践していった。

 また、震災ボランティアを行ってきたインストラクターによる体験談や、ディスカッションなども行われ、子どもたちは、厳しい状況下でも考え判断し行動する「サバイバルマインド」を身につけ、自力で生き抜く力を学んだという。

 72時間サバイバル教育協会では、今後もサバイバルキャンプの活動や、行政・教育機関・企業・野外教育を推進する全国の団体などとも連携し、3年後には1万人の子どもたちに72時間サバイバル教育プログラムの提供を目指して活動していくとしている。
《水野こずえ》

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