教育用タブレット、Windows8より「iPad」が優勢

 TechTargetジャパンは11月8日、「教育機関のIT製品導入」に関する調査結果を発表した。授業で導入しているタブレット端末は、「iPad」が最多の32.6%で、「Windows8」は11.3%であることがわかった。

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担当教育機関の授業で活用するIT製品
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 TechTargetジャパンは11月8日、「教育機関のIT製品導入」に関する調査結果を発表した。授業で導入しているタブレット端末は、「iPad」が最多の32.6%で、「Windows8」は11.3%であることがわかった。

 同調査は小中学校や高等学校、大学をはじめとする教育機関に勤務するTechTargetジャパン会員を対象に、「教育機関のIT製品導入」に関するアンケート調査を実施し、169件の有効回答を得た。調査期間は、2013年10月1日~29日。

 授業で導入しているIT製品は、「Windowsパソコン」がもっとも多く82.3%、次いで「プロジェクター」77.3%、「無線LANアクセスポイント」57.4%、「学習支援システム(Eラーニング)」36.9%などが続いた。

 タブレット端末の導入率は、「iPad」がもっとも多く32.6%、次いで「iPad mini」14.2%、「Windows8/RTタブレット」11.3%、「Androidタブレット」10.6%、「Windowsタブレット(8/RTはのぞく)」6.4%が続いた。Windows8よりもiPadが優勢であることが明らかになった。

 業種別にみると、国公立の学校や自治体機関は「電子黒板」40.5%や「教員向け電子教科書」23.8%の導入率が高い。一方、私立学校や塾、教育関連企業は「無線LANアクセスポイント」71.6%や「学習支援システム(Eラーニング)」54.1%、「授業・出欠管理システム」40.5%の導入率が高い。

 授業でのIT製品導入状況は、「中長期的に追加導入・刷新を検討中」がもっとも多く48.5%、続く「1年以内に追加導入・刷新する予定」19.5%と合わせると、7割近くが追加導入・刷新を検討している。「IT製品を追加導入・刷新する予定はない」15.4%や「現在IT製品を導入しておらず、新規導入の見込みもない」2.4%は少数派となった。

 なお、すべての結果を記載したリポートは、TechTargetジャパンのウェブサイトより会員限定でダウンロードできる。
《工藤めぐみ》

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