世界中の小学生から高校生までを対象とした、自律型ロボットによる国際競技大会「World Robot Olympiad(WRO)」が11月16・17日の2日間、インドネシア・ジャカルタで開催された。 WROは、シンガポールサイエンスセンターの発案により2004年に始まった国際的なロボット競技大会。世界中の子どもたちに、科学技術を身近に体験できる場を提供し、創造性と問題解決力を育成することを目的に開催している。 10回目を迎えた同大会には、世界約40の国と地域から1万7,000チーム(約4万人)が参加し、うち30の国と地域から選抜された約400チーム(約1,000人)が国際大会に集結した。 参加者は、プログラム教材ロボット「教育用レゴ マインドストーム」を使い、自身でデザイン・プログラムを開発。設定コースの課題をクリアしていく「レギュラーカテゴリー」、設定されたテーマをロボットを使って発表する「オープンカテゴリー」の2部門で争われた。 日本からは、全国30か所で開催された予選会に参加した1,000チーム(約2,500人)から勝ち抜いた17チームが出場。大阪インターナショナルスクール・立命館中学校の「robotics X」がレギュラーカテゴリー 中学生部門で2位に入賞するなど、世界を相手に健闘した。 WROは2014年はロシア、2015年はカタール(ドーハ)で開催される。◆日本チーム結果[レギュラーカテゴリー]・中学生部門2位 「robotics X」大阪インターナショナルスクール・立命館中学校7位 「はやぶさ 2013」鯖江中学校[オープンカテゴリー]・高校生部門6位 「山脇学園 SIクラブ」 山脇学園高等学校7位 「作品製作部」 福岡県立香椎工業高等学校