【文科省】土曜授業でPISA、小5が高1を超えるか…12/10下村大臣会見

 下村博文文部科学大臣は12月10日の定例記者会見にて、福島県の訪問視察、土曜授業でのPISA型学習、グローバル人材育成推進事業イベント「Go Global Japan Expo」の開催などについて発言した。

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下村文部科学大臣定例記者会見のようす
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 下村博文文部科学大臣は12月10日の定例記者会見にて、福島県の訪問視察、土曜授業でのPISA型学習、グローバル人材育成推進事業イベント「Go Global Japan Expo」の開催などについて発言した。

◆12月10日のテーマ
福島県での訪問視察の感想(0:05~)
土曜授業でPISA、小5が高1を超えるか(3:53~)
留学応援ソング「トビタテ!フォーチュンクッキー」を「Go Global Japan Expo」で発表(5:55~)

※()内に動画の再生時間を記した

・どのような立場の子どもにもチャンスと可能性を
 復興教育の進捗状況を知るため、12月9日に福島県を訪問・視察した。郡山市では阿武隈養護学校を訪問、授業見学などを行った。300人近くの小・中・高校生が通う大きな学校で、特に芸術関係などの作品の素晴らしさに感銘を受け、また生徒たちが生き生きと学ぶ姿を目の当たりにしたとコメント。ほかの養護学校にも同じような環境を提供するために支援をしたいとした。

 二本松市では、浪江小学校の仮校舎を訪問し、児童・教員と給食をともに取りながら懇談をしたほか、独自の取組みである「ふるさとなみえ科」の授業を見学した。全校児童が19人という児童数であり、仮設住宅に住んでいる子どもが多く、地域も広範囲にわたるためバス通学をしている状況にありながらも、困難にもめげず、子どもたちは非常に元気でふるさと・浪江に対して誇りを持っていることを改めて感じたと話した。

 福島市では児童養護施設・青葉学園を訪問し子どもたちへの学習支援の様子や、生活環境を見学。大臣が握手をした際に手を離さない子がいたというエピソードから愛情に飢えている・さみしい思いをしていると感じたと述べた。こうした児童養護施設は文科省の所管ではないが、非常に学習意欲が低く、ハンディキャップから進学率も低いという。学習環境をもっと整えることが必要だとした。

 今回の視察では震災をはじめ、さまざまな事情によりハンディキャップを抱えている子どもたちと触れ合う中で、改めて子どもたちは国の宝であると強く認識。どんな立場の子どもに対してもチャンスと可能性が提供できるようさらに文科省として努力をしていくと話した。

・土曜授業でPISA、小5が高1を超えるか
 土曜日の教育活動推進プロジェクトの一環として12月14日に板橋区立成増小学校において、小学校5年生に算数を教える予定。子どもたちに学ぶ楽しさを教え、やる気を引き出し、学習の動機付けとなるような授業にしたいと意欲を示した。当日の授業では、高校1年生に出題されたPISA(OECD生徒の学習到達度調査)の問題を小学5年生向けに行うという。

 高校1年生でも解答率が50%程度である難題を、頭の柔らかい子どもたちに教え、子どもたちの反応を楽しみにしたいという。今回の学習会を機に、土曜日の教育活動の参画を促すとともに、全国各地でも土曜日の教育活動が活発に行われるよう省をあげて取り組む方針だと述べた。

・留学応援ソング「トビタテ!フォーチュンクッキー」をイベントで発表
 文科省が推進するグローバル人材育成推進事業によるイベント「第1回Go Global Japan Expo」を12月15日に開催する。同事業の採択42大学、グローバル30および大学の世界展開力強化事業採択5大学による、計47大学合同の相談・体験イベント。また、世界各国の大使館、各種試験団体、英語・キャリア教育関連団体等もブースを出展する。

 イベントでは、「トビタテ!留学JAPAN」の賛同人である秋元康氏の協力により制作した留学応援ソング「トビタテ!フォーチュンクッキー」が発表され、このイベントのためだけに結成されたスペシャルユニットであるAKB48メンバーと公募で選ばれた学生バッグダンサーによる留学へのエールが披露される。

 また、当日は「トビタテ!留学JAPAN」の紹介を行うとともに企業トップや元メジャーリーガーによる講演、高校生・大学生主体のパネルディスカッションも行われる。


《田邊良恵》

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