関西エリアの2014年度中学受験が終了し、進学塾の合格実績がほぼ確定してきた。関西エリアの難関校に強い人気進学塾「浜学園、日能研、希学園、馬渕教室、能開センター、サピックス(SAPIX)小学部」について、1月30日正午時点の速報値を基に一部の難関校の合格実績を比較し、それぞれの合格力を見ていく。 男子校では灘、東大寺学園、洛星、大阪星光学院、甲陽学院、六甲の6校、女子校では四天王寺、神戸女学院の2校、共学校では洛南高校附属、清風南海、須磨学園、西大和学園の4校の計12校について表にまとめた。 関西最難関の灘の合格者は今年も浜学園が最多となり、10年連続の灘中合格者数第1位となった。◆灘中の2014年合格者数 浜学園:92 日能研:45 希学園:35 馬渕教室:23 能開センター:13 サピックス小学部:15 今回取り上げた難関校のうち10校で浜学園がもっとも多い合格者を出した。残る2校では、大阪星光学院で能開センター、須磨学園で日能研が最多となった。 ここでは合格者の実数のみを紹介したが、塾は各々規模が異なるため、一つの参考としていただきたい。ただし、多くの合格者を出している学校については、塾が豊富な情報をもっている場合が多い。 合格者数は今後、繰上げ合格等により増加する可能性がある。また、合格実績の定義は、塾生をどの範囲まで含めるか、また重複合格者をどうカウントするか等によって異なる。ここでは各塾がWebサイトに公表している1月30日正午時点の数値をそのまま掲載した。